昨日の『ホビット』感想の付け足し。
実際に読んで初めて知った事実。
実はこの『ホビット』のページ数、本編だけなら1冊で間に合うのだ。
それがわざわざ上下分冊になってる理由は、おびただしい量の脚注と解説である。
そもそも『ホビット』という作品は、
作者が後に書いた『指輪物語』に合わせるため、
大幅な「後付け設定」を踏まえて改訂したそうなのだ。
だから、脚注や解説の大半を占めているのは、その「後付け設定」の変遷について。
他にも、作者がヒントを得た他作者の詩編全文とか。
作者の旅行記録とか、作者と縁のあった他の作家の作品がどうとか。
そんなのが本の3割、下手すると5割を占めている。
私はただ、単純に物語世界に浸りたいのに。
この本にあるのはあくまで文字の連なりに過ぎないと主張され、
だから研究しろ研究しろと訴えられまくる。
終いには、今回の翻訳が如何に素晴らしいのかまで説明されて。
何だろうこの、「一見さんお断り」と言わんばかりの隔絶感は。
つまりアレだ。熱狂的ファンがやり過ぎちゃってるサイト。
「雑誌掲載時(or TV放映時)と、単行本(or BR版)との変更箇所一覧!」とか、
「人名地名ネーミングの元ネタ解説完全版!」とか、
「作中での全事件を年表化!」(←コレは私も逆裁でやってるが)とか、
何かそういうのと同じ雰囲気がする。
ファンが過剰に宣伝すると、新規の読者は冷めて引く。
そんな真実を、改めて痛感した次第だ。
……もしかして、『指輪物語』もこーゆーノリだったりするのかな。
今から怖い。
それでは。また次回。
実際に読んで初めて知った事実。
実はこの『ホビット』のページ数、本編だけなら1冊で間に合うのだ。
それがわざわざ上下分冊になってる理由は、おびただしい量の脚注と解説である。
そもそも『ホビット』という作品は、
作者が後に書いた『指輪物語』に合わせるため、
大幅な「後付け設定」を踏まえて改訂したそうなのだ。
だから、脚注や解説の大半を占めているのは、その「後付け設定」の変遷について。
他にも、作者がヒントを得た他作者の詩編全文とか。
作者の旅行記録とか、作者と縁のあった他の作家の作品がどうとか。
そんなのが本の3割、下手すると5割を占めている。
私はただ、単純に物語世界に浸りたいのに。
この本にあるのはあくまで文字の連なりに過ぎないと主張され、
だから研究しろ研究しろと訴えられまくる。
終いには、今回の翻訳が如何に素晴らしいのかまで説明されて。
何だろうこの、「一見さんお断り」と言わんばかりの隔絶感は。
つまりアレだ。熱狂的ファンがやり過ぎちゃってるサイト。
「雑誌掲載時(or TV放映時)と、単行本(or BR版)との変更箇所一覧!」とか、
「人名地名ネーミングの元ネタ解説完全版!」とか、
「作中での全事件を年表化!」(←コレは私も逆裁でやってるが)とか、
何かそういうのと同じ雰囲気がする。
ファンが過剰に宣伝すると、新規の読者は冷めて引く。
そんな真実を、改めて痛感した次第だ。
……もしかして、『指輪物語』もこーゆーノリだったりするのかな。
今から怖い。
それでは。また次回。