『海紡ぐ螺旋 空の回廊』(by高里椎奈)、読了。
友人から借りて、途切れ途切れに読んでいた
「薬屋探偵妖綺談」シリーズの1冊。
そのシリーズの完結編と銘打たれていたのに惹かれ、久しぶりに読もうと買った。
関係ないが、このシリーズのタイトルの意味が分かった事、一度もない。
未読の方々にお断りしておくが、このシリーズは設定がかなり独特である。
物語の中心人物たちは、私たちと同じ人間ではない。いわゆる妖怪なのだ。
それも、獣人や悪魔などの見知った種族でさえなく。とにかく私たちとは違う「何か」なのだ。
実際、登場人物紹介欄には、ただ「妖怪」としか説明されてないのだから仕方ない。
そんな彼らが妖怪の(または人間の)トラブルを解決するというのがシリーズの流れ。
この『海紡ぐ~』では、その総決算とも言える勢いで、メインの登場人物たちの
抱える問題が、それぞれ異なる時代や場所で、同時進行で語られていく。
たくさんの出来事が同時に展開する一方、出来事の一つあたりの描写は、今一つ薄いような。
1冊のボリュームには、詰め込み過ぎのようにも思える。
それに、ハッピーエンディングだとも言いがたく。
メインの登場人物三人が、バラバラに旅立っていって終わりというのは、
私としてはあまりにも呆気ない。正直に言って尻切れトンボというか。
そう思いつつ、著者略歴にあった文章をよく見て、絶句。
このシリーズの第2部が、もう始まってるとの事で。
……結局終わってないんかい。あぅ。
それでは。また次回。
友人から借りて、途切れ途切れに読んでいた
「薬屋探偵妖綺談」シリーズの1冊。
そのシリーズの完結編と銘打たれていたのに惹かれ、久しぶりに読もうと買った。
関係ないが、このシリーズのタイトルの意味が分かった事、一度もない。
未読の方々にお断りしておくが、このシリーズは設定がかなり独特である。
物語の中心人物たちは、私たちと同じ人間ではない。いわゆる妖怪なのだ。
それも、獣人や悪魔などの見知った種族でさえなく。とにかく私たちとは違う「何か」なのだ。
実際、登場人物紹介欄には、ただ「妖怪」としか説明されてないのだから仕方ない。
そんな彼らが妖怪の(または人間の)トラブルを解決するというのがシリーズの流れ。
この『海紡ぐ~』では、その総決算とも言える勢いで、メインの登場人物たちの
抱える問題が、それぞれ異なる時代や場所で、同時進行で語られていく。
たくさんの出来事が同時に展開する一方、出来事の一つあたりの描写は、今一つ薄いような。
1冊のボリュームには、詰め込み過ぎのようにも思える。
それに、ハッピーエンディングだとも言いがたく。
メインの登場人物三人が、バラバラに旅立っていって終わりというのは、
私としてはあまりにも呆気ない。正直に言って尻切れトンボというか。
そう思いつつ、著者略歴にあった文章をよく見て、絶句。
このシリーズの第2部が、もう始まってるとの事で。
……結局終わってないんかい。あぅ。
それでは。また次回。