リクガメの気持ち

ペットの星ガメも飼い主もマイペースでのんびり・ゆっくり

日々を綴っていきます。

「お水取り」に学ぶ

2012-01-21 | 神社・仏閣

今日は奈良市保健所・教育総合施設がある「はぐくみセンター」に行ってきました。

目的は「にぎわい市場」で販売される、新鮮なお野菜達ですが・・・

掲示のイベント案内を見ると、 

東大寺清涼院住職による講演 「お水取りに学ぶ健康術」とあります。

講演時間は2時間と たっぷり

定員150名で事前申し込みが必要であったが、当日空きが出たので、参加できるとの事。

ご住職が健康についての話だけを、長々と2時間もお話されるはずがない。

保健所施設での講演だから健康に関する事を挟んでほしいとか

主催者側に言われたに違いないから、きっと「お水取り」に関するお話が聞けるだろうと

  読みは的中 で、 お水取りの時には どんな事が行われているか

  大仏様・大仏殿建立の苦労など たっぷりと お話下さいました。

Pb110021一般的に「お水取り」と呼ばれているが

修二会」の行のあいだ

12日の深夜(1時半ごろ)に

 ← 写真の「若狭井の井戸」から

水を汲む事から そう呼ばれる

この事は、良く知られていると思います。

また若狭井の井戸に水が湧くようになったのは

神様が集まる会合に遅刻した若狭の神様が

「遅れてゴメンね!お詫びに奈良に

若狭のお水をあげるから、許してね!」

と、いうわけで 井戸に水が湧きだした。という事だと伝えられています。

しかし、このお堂の中 どんな井戸の形でどのくらい お水が湧き出ているか?など

一部の僧侶しか知らないそうです。

なぜなら、修二会の行は「練行衆」と呼ばれる特定の僧侶が

それぞれの役割分担(和上・大導師など)された事だけを行います。

よって、お香水を汲み上げる係にならないと、中に入る事はおろか

どういう井戸なのか、どうやって汲みあげるのかさえ分からないそうです。

人に話す事も許されていないそうです

 しかし、ご住職は その係になられた事がないと言うことで

 自分の想像の範囲で と前おきして

 

 音だけは聞こえてくるので、水はたっぷり湧いていそうだ。・・と教えてくださいました

そして 修二会の時に 東大寺にゆかりのある人の名前を読み上げるそうですが

過去帳の中には、聖武天皇はもちろん 行基さまなど 

歴史的にも仏教的にも有名な方の名前が連なっています。

民間人(たとえば、木材を運ぶのに携わった160名の者とかいう感じで)も!

その中に 「青衣女人」 という名が・・・

ある年の修二会で過去帳を読み上げていると

練行衆以外は入って来れないはずの二月堂のお堂内に

青い衣をまとった女の人が現れて「どうして私の名前を読んでくれないのか?」

と、問われたそうです。

どなたなのか?わからないので、しかたなく 「青衣女人」と読み上げると

その青い衣の女性は姿を消したというお話でした。

その後も、公慶上人のご苦労や 大仏殿の大仏様の真上の柱のお話

1472年(戦国時代)から続く 「午玉誓紙」のお話など 興味深い内容でした。

最後に、「お水取り」は 「不退の行」であり

大仏殿が火事で焼けても、戦争があっても、ずっと行われて来ました。

どんな事があっても続けるという 強い意志で行われてきた行です。

こんな時代だからこそ、聖武天皇が「みんなのための大仏」を目指したように

他の人の為、未来の人の為を常に頭において、

全ての人が健康で幸せに暮らせる事を祈って生活しましょう!

と、きれいに締めくくられました。

 

 

 

 

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東大寺 二月堂 の 階段

2012-01-14 | 神社・仏閣

Pb110014

二月堂に上がる階段には

こんな 模様があります。

唐草(からくさ)

亀甲(きっこう)

流水(りゅうすい) などです。

東大寺の公式サイトには、特に記載されていないし、

難しい文献などは はなっから読む気はないし、詳しい事は何も知りません。

でも、こんな模様があるんだ! って知っているだけで楽しいですよね~

東京ディズニーランドに行って「かくれミッキー」を見つけた時のような楽しさ

って言うと、神さまにお叱りをうけそうですが・・・

でも、ここを登る時 すごく楽しい気持ちになれるんですから、それはそれで良いですよね!

Pb110003

それと

もうひとつ 私のお気に入り

奈良公園の鹿さんに対する

注意書きです

この看板が

かわいくって、すごく好きです。

あと、鹿さんの愛護団体に寄付できる 「自動販売機」 があるのですが・・・・

画像は去年壊れてしまったパソコンの中なので、

またの機会に!

・・・・もしくは、どなたかのブログでさがして見てください(笑)

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冬の奈良

2012-01-12 | 神社・仏閣

今年はダンナが前厄です。

本人はそんな事はちっとも気にしていません。

「普段、信仰心のない人間が、自分の都合で神頼みなんて

願いを聞いてもらえるわけがない!」 と言う理由で

神社・仏閣や迷信といったたぐいの物には、まったく興味なし

でも、私は気になります

(ちなみに自分の時には、知らないうちに過ぎてました

2月3日に東大寺・二月堂にて 「星祭り」 があり

当日、厄払いご祈祷したお札を自宅に郵送して下さるそうです。

というわけで、申し込みに行って来ました

Pb110015_2

Pb110008

Pb110009

冬の奈良は寒いです。 

大阪の実家から帰ってくると、3度は違う気がします。

数頭でかたまって、暖を取っている鹿さん達

右端の2頭が、毛づくろいでしょうか?

ずーっと、右耳だけを舐め続けているので、おかしくって・・・

舐めると言うよりは、耳をハグハグ 甘噛みしてる感じかな?

ハグハグしている方もされている方も、

恍惚の表情で

「しあわせ~」って

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