先ほど、大安寺旧境内の発掘調査 現場説明会
★に行ってきました。
10時からと14時からに 全体説明会があるようですが
随時 説明あり と書いてあったので、雨足がゆるくなってから出かけました
いったん帰宅して、
今日は「関西文化の日」
無料観覧できる施設がたくさんあるので、紅葉写真を撮りながらウロウロしてきます!
・・・と、言うわけで、説明会の報告は また後程
で、発掘現場説明会
昼頃まで雨が降っていたので、少し水が溜まって見づらいですが・・・
9~11世紀頃に利用されていたであろう「井戸」が検出された
ここは 大安寺の資材帳にも記載されておらず、関係者も まさかという感じだったようです
元井戸だけあって どんどん水が沸いてくるので、ポンプで汲み出している
今回 出土した物
私が夏に「調査体験」した時
★には、こんな物も
当時は 瓦を乾かす時に布を間に挟んだので、瓦の表面に布の痕がが残っている
今回の調査で六条大路の存在が ほぼ確定的になった
その理由として、北側溝と南側溝の溝に挟まれた大路の中心線は、
過去の調査から想定される六条大路の中心線と一致。
東塔と西塔の間隔 380大尺は六条大路の端から等間隔に取った物と推測
(1大尺は0.355m 380大尺は135mという切りが良い数字)
・・・みたいな説明がありました
うる覚えなので、間違ってたらごめんなさい
金堂などがあった北側の区画と、塔があった南側の区画の間を、
側溝に挟まれた約15メートル幅の大路が横切っていたと考えられる
通常、寺院の建設時には道路を閉鎖してしまうと考える
(古代寺院を道路が貫通する例は他に確認されてない)
六条大路を残して大安寺を建設したという事は
平城京を作る上で いかに大路が重要であったか?
「道路が都市機能の前提だった」という事か?
ただ、今回の調査では北側の側溝が少し浅いので、100%の結果とは言えないらしい
六条大路の存在を100%にするため、さらに もう一箇所 確定的な結果を出す必要があるらしい
現大安寺の境内は 紅葉が綺麗でした