物語のすべては君のものさ

堀込泰行「One」届きました。

（以下タワレコ長崎撤退とその後のCD店の品揃えの悪さとamazonの発送の遅さへの愚痴を50行削除）

キリンジ「Ten」は、末期のビートルズのように兄弟それぞれの色彩がくっきり分かれた
そんなアルバムであり、高樹成分は新たに5人のメンバーを加えたKIRINJIとして
「11」「ネオ」（あと「EXTRA 11」）を現在までに生み出しているのですが
泰行成分のほうは配信シングル（「ブランニュー・ソング」）に曲提供、
カバーアルバムと出ていたのですが、なかなか待たされての今作。

かつての泰行ソロ活動であった馬の骨は「キリンジ」という母体があるが故に
キリンジではやらないことをやる、という制約がつく形だった、と本人もコメントしていた通り
今作は「Ten」のヤス曲からの延長線上にありながらも、今彼が鳴らしたい音を鳴らし
彼が歌いたい歌を歌う、という制約の無い自由さを感じる1枚になっている、と思います。

各曲レビューなんかはそのうち1Dayのほうでやるかと思いますが（本当に？）
「New Day」のドナルド・フェイゲン感や「Buffalo」の土臭さが好きだなぁ。

昨日夜のニコ生「教えてヤスユキ」も面白かったので、
またレギュラーラジオとかやってみてほしいなぁ。

しかしキリンジが分裂して、好きな音楽が倍に増えたなぁ、実際。
兄も弟も自分のペースでこれからもいっぱいいい作品をリリースし、
いいライブをいっぱいやってほしいと思います。