ゴジラとムートーの戦いから5年。
巨大生物と、それを監視してきた秘密組織・モナークの存在が明らかになり、
軍も民衆も、その存在を危険視していた。
その一方で、モナークは発見された怪獣たちを管理・隔離していたが
音波で怪獣をコントロールできる技術・オルカが奪われ、
中国に封印されていたモスラ、南米に封印されていたラドン、
南極に封印されていた「モンスター0」、ギドラの封印が破られる。
ゴジラとギドラ、本当の「怪獣王」はどちらなのか。
4大怪獣の激しい戦いが、幕を開ける。
「GODZILLA」「キングコング 髑髏島の巨神」に続くモンスターバース第3弾。
「キングコング」ラストで示唆された4大怪獣の登場と激闘が描かれる今作は
『モナーク』という組織と環境テロリストとの闘いを描く人間パートにも
それなりに尺は割いているわけですが(今回、渡辺謙はほぼ主役です)
多数の怪獣が登場するだけあり、メインは怪獣同士の大バトル!という内容となっています。
それぞれの怪獣たちのキャラクター(ギドラは3つの首でそれぞれ性格が違う!)に
その持ち味を生かした戦闘シーン、そして今までのゴジラ作品に触れているほど
過去作からのオマージュなどが感じられる、ゴジラ映画65年の歴史の集大成、であり
来年春(!)の「ゴジラvsコング」へと繋がる1本。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」でMCU11年の歴史を味わった方、
「名探偵ピカチュウ」でポケモン23年の歴史を味わった方、
今作でゴジラ65年の歴史も味わってみるのは、いかがでしょうか。