朝からスーパー銭湯に行き、昼食を食べて行ってきました、
長崎県美術館 県民ギャラリー「トムとジェリー カートゥーン・カーニバル」。
企画展示室では「イッタラ展」開催中ですね。
21年の実写映画版にあわせて企画され、全国を巡回していた今展覧会。
基本は親子や友人、カップルで訪れてフォトスポットできゃっきゃして
物販でおみやげを買って帰る系の展示内容、ではあるのですが、
そんな会場の中でも、どのようにこの世界一有名な猫とネズミのコンビが生まれ
どのように評価され、現代のアーティストに影響を与えていったか…を
楽しめる部分、というのもあったりいたします。
例えば最初期のトムはもっと険しい顔をしていたり、
第2次大戦の戦時下で「やられたらやりかえす」バイオレンス性が短編アニメに求められるようになり
それがディズニーの牙城を崩し、今作がアカデミーの短編アニメ賞常連になるきっかけとなった、とか。
展示後半はヒグチユウコ等の現代のアーティストが描いたトムとジェリーに、
現在配信されている日本オリジナルの「とむとじぇりー」関連の展示も。
もうすこし「非ディズニーのカートゥーン史」を伺えるような展示がほしかった気がしますが
それはホリデーシーズンの親子連れ向けの展示ではないな、とも思いますので
それなりに楽しめた展示でございました。
猫好き視点で見ると「トムかわいそう」になっちゃうことが多いからなぁ…。