Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

基礎からのアメコミ映画講座:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ編

2016-04-21 | 映画
BvSは公開からだいぶ遅れて書いたので今回は早く書くぞ。
と意思表示から始めたところでw
基礎講座(という名の映画前に適当な小ネタを書こうコーナー)、CA:CW編です。

基礎講座「AoU」編でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の
フェイズ2終了までの時系列をざっとまとめてみたわけですが
今回の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」からいよいよMCUは「フェイズ3」に突入します。
この「フェイズ3」は2020年予定の「アベンジャーズ3 Part2」まで続くことになるわけですが
このフェイズでは新ヒーローの登場とともに、
今までのヒーローたちの関係に大きな変化が訪れる・・・ということになっており、
早速こういう騒ぎ(シビル・ウォー=内戦)になっているわけです。

今作も原作に同タイトルの話があるわけですが、
以前に原作感想というか紹介は書いております。
しかし、アイアンマンとキャプテン・アメリカがそれぞれに分かれて争うのは同じでも
ここまでに歩んできた歴史の違いから、ほぼ別の話といっていいかと思います。
(原作「エイジ・オブ・ウルトロン」と映画AoUよりかは近い話になりますけど)

原作「シビル・ウォー」は映画公開にあわせ普及版として1000円以上のディスカウントがされており
(バリアントカバー(表紙違い)集などが削除されてます)
さらには当時は通販限定であったスピンオフや
シビルウォーにいたる前日譚も再発されましたので
興味をもたれた方はぜひこのあたりも読んでみられるといいのでは。

そして今回登場する新ヒーロー、ブラックパンサーの個人誌も発売されましたので
「あの猫っぽい人誰?」と気になった方は是非読んでみてくださいね。
(もともとはファンタスティック・フォーで初登場した人だったのね・・・)

そして(少ないとは思いますが)今回初めてMCU映画を見るよ、と言う方は
先に「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、
アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン」の2本だけでも
(あと、できれば「アントマン」も)見てから行ったほうがいいと思いますので
どうかこの一週間で、時間を作って見てください。

・・・あ、スパイダーマンは今回また1から仕切りなおしなので
サム・ライミ版もアメイジング(TV放送ありますね)も
見なくちゃ!と危機感に駆られる必要はないので安心してくださいw

以上、今回はいつにも増して内容が薄い基礎講座でした
(って内容には触れられないしね・・・w)
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2016年アイズナー賞ノミネート発表

2016-04-20 | 漫画
アメリカのコミックの賞において一番権威ある賞である
アイズナー賞(正式名:The Will Eisner Comic Industry Awards)の
ノミネート作品が発表されておりました。

とりあえずはその中から邦訳が出てたりするものをちょこちょこと拾っていこうかと。
(ここまで去年のコピペw)

Best Short Story
短編ストーリー。
Web漫画「It's going to be okay.」などがノミネート。

Best Single Issue (or One-Shot)
1冊完結のエピソード。
マーベルから「シルバーサーファー」#11がノミネート。

Best Continuing Series
続き物シリーズ単位でのノミネート。
こちらにも「シルバーサーファー」が。
イメージからは「Invincible」「Southern Bastards」がノミネート。

Best Limited Series
数話完結のミニシリーズ作品。
マーク・ミラーの「Chrononauts」がノミネートされてます。

Best New Series
この1年で新しく始まったシリーズ。
「Monstress」「The Unbeatable Squirrel Girl」がノミネート。

Best Publication for Early Readers (up to age 7)
7歳までの幼児向け。日本で言えば幼児誌範囲かな。

Best Publication for Kids (ages 8-12)
少年向け。日本で言えばコロコロの範囲かな?

Best Publication for Teens (ages 13-17)
10代向け作品。日本だと少年誌範囲になるのかな。
いわゆる「ヒーローもの」とは外れた範囲の作品が多い印象
(ヒーローものの読者層はここより上の範囲を想定?)
人種差別問題を扱ったドキュメンタリー「March」がノミネート。

Best Humor Publication
ギャグ要素が強い作品の賞。

Best Digital/Web Comic
昨年はWebコミック部門でしたが、今年は電子書籍という印象に。
comiXologyやDC Digitalのタイトルがノミネート。

Best Anthology
アンソロジー形式のコミック。
「マウスガード」新刊に「ピーナッツ」トリビュートが。

Best Reality-Based Work
実話をベースにしたコミック。
邦訳も出ている「ヒップホップ家系図」や
こちらにも「March」がノミネート。

Best Graphic Album―New
Best Graphic Album―Reprint
ハードカバー本の賞(新刊・復刊)

Best Adaptation from Another Medium
別メディアからのコミック化作品。
小説やテレビ番組のコミック化を扱う部門です。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)「怪談」のコミック化作品も。

Best Archival Collection/Project―Strips
新聞漫画復刻版。
第2次大戦時の新聞漫画を集めた「Cartoons for Victory」がノミネート。

Best Archival Collection/Project―Comic Books
こちらはコミックブックの復刻版。
フランク・ミラーのSF時代劇「ローニン」復刻版がノミネート。

Best U.S. Edition of International Material
海外コミックのアメリカ版からの賞。今年はなじみのあるタイトルはなし。

Best U.S. Edition of International Material―Asia
アジア圏のコミックのアメリカ版からの賞。今年もオール日本漫画です。
昨年に続いて「コミック昭和史」「マスターキートン」が入っていますが、
他が「暗殺教室」「聲の形」「乙嫁語り」「Sunny」といった
「このマンガがすごい」か!って感じのノミネートに。

ここからはコミックタイトルでなくアーティストやスタッフの賞。

Best Writer
原作者。
ジェイソン・アーロンにエド・ブルベイカーに加えて
マージョリー・ルーが「Monstress」でノミネート。
「Ms.マーベル」のG.ウィロー・ウィルソンも。

Best Writer/Artist
原作者兼アーティスト。日本での一般的な「漫画家」のイメージがここかな。
「ヒップホップ家系図」のエド・ピスカーがノミネート。

Best Penciller/Inker or Penciller/Inker Team
絵を描く人。下書き/インク入れが分業の場合も多いです。
マイク・オールレッドが「シルバーサーファー」、
エリカ・ヘンダーソンが「スクイレルガール」でノミネート。

Best Painter/Multimedia Artist
内部のアート担当。デジタル効果なども含むのかな。

Best Cover Artist
アメコミおなじみ表紙詐欺、ということで表紙アーティストの賞。
「ホークアイ」のデイビッド・アジャ、「ハーレイ・クイン」のアマンダ・コナーに、
「ヒップホップ家系図」のエド・ピスカーがここでもノミネート。

Best Coloring
彩色担当。彩色技術の違いはコミックの印象を大きく変えます。
「ヘルボーイ」のカラーを生み出したデイブ・スチュワートは今年もノミネート。
(邦訳決定の「キャプテン・アメリカ:ホワイト」も彼ですね)

Best Lettering
コミックの書き文字担当。

Best Comics-Related Periodical/Journalism
雑誌、サイトなどコミックにまつわるジャーナリズムに贈られる賞。

Best Comics-Related Book
コミック評論本に贈られる賞。
今年はハーベイ・カーツマンやウィル・アイズナー、チャールズ・シュルツの評伝本が。

Best Scholarly/Academic Work
コミックについて研究した論文に贈られる賞。

Best Publication Design
もっとも良いコミックブックのデザインに贈られる賞。


今年はメインのDCユニバース作品がひとつもノミネートされない、という結果に。
マーベルでは誕生50周年を迎えて盛り上がる「シルバーサーファー」がノミネート。
「サーガ」のノミネートがないのは殿堂入り扱いかな?という気も。
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基礎からのアメコミ映画講座:バットマンvsスーパーマン編

2016-04-17 | 映画
公開前に書くのをすっかり忘れてましたw

というわけで公開されてけっこう経った「バットマンvsスーパーマン
すでに数回見に行った、という方もいる一方で、
「なんかすごくちぐはぐな印象を受ける」「というかキャラクターがわからない」という
意見も見受けられるのが今作の特徴であります。

原作のいろんな部分を監督であるザック・スナイダーたちスタッフが
「自分たちのジャスティス・リーグを作る」ためにパッチワークし、
「各キャラは見る人原作知ってるかこれから単発映画作るからいいよね?」と
いう考えで作られてるんじゃないからかなぁ・・・と私は思っておりますが
「わかんない=つまらない」になってしまうと寂しい、と思うくらいの
魅力はある映画だし、これからの「ジャスティス・リーグ」、
DCEU(DCエクステンデッドユニバース:DC映画共通世界のこと)を
もっと楽しんでいただきたい、というわけで
これから予定されている作品に登場予定の人たちを含めた
キャラクターのアウトラインをざっと説明したいと思います。

スーパーマン:「マン・オブ・スティール」見よう。以上。
・・・だけではなんなので。
カンザスの田舎・スモールヴィルに落ちてきて、
善良な農夫であるジョナサンとマーサのケント夫妻に育てられた
滅びた星の遺児、カル・エルはクラークと名づけられ
幼いころから怪力や飛行能力などの超能力を発揮することになります。
その力の源は、太陽光線。
まだ若い黄色太陽の光エネルギーを細胞に蓄えることで、
数々の超能力を発揮することができるわけです。
弱点は崩壊時に変質し、放射線を発するようになった母星のかけら・クリプトナイト。
その放射線を受けることで、弱体化し、最終的には死に至るわけです。
(原作ではほかに、物理法則が通用しない「魔法」にも弱かったりいたします)
DCEUでは、放浪・そして大規模な戦いの末に己のアイデンティティを掴み、
新聞社デイリー・プラネットの新人記者として活躍する傍ら、
正体を知る恋人のロイス・レーンと甘い毎日を過ごし、
スーパーマンとして災害などから世界の危機を救っています。

バットマン:DCEUの世界では以前から活躍していたヒーローと位置づけられています。
原作設定については以前解説してますのでそちらを。
DCEU世界ではトーマス&マーサのウェイン夫妻殺害は1981年に起こった模様です。
犯罪との戦いの中で相棒や友人たちを失い、
そしてあの戦いに巻き込まれ多くの社員も失った彼の怒りの矛先は・・・?
超能力は何一つとして持たない常人ですが、
その『狡猾』といってもいい頭脳と限界まで鍛えられた肉体、
そして財力と技術力に執事のアルフレッドという多くの武器を持っています。

ワンダーウーマン:DCビッグ3の最後の一角、ついに映画に登場。
ギリシャ神話の世界からやってきた美しき半神です。
かつて男神の策略に負け、奴隷にされた過去から男を排除して暮らしてきた
アマゾンたちの島・セミッシラ島の王女が島に墜落した戦闘機パイロットを救ったことで
島を出て、男権社会にウーマンパワーと平和を広める大使として
その力を発揮する・・・というのが原作のアウトラインになります。
DCEU世界では単体映画も過去の物語になる、という
MCUで言うところのキャプテン・アメリカ的な存在になるのでは、と思います。
(パワー面や出自を含めた立ち居地はソーに近い気がしますけども)
能力はスーパーマンにひけをとらない怪力・飛行などに加え、
あらゆる攻撃をはじくブレスレット、古代の剣や盾、
そして捕らえた相手は嘘をつくことができなくなる「真実の投げ縄」といった
マジックアイテムを用いて戦う最強ヒロインです。

レックス・ルーサー:天才企業家、しかしてその真の顔は・・・
スーパーマンの宿敵、として旧映画シリーズにも登場してきたルーサー。
どこかユーモラスな憎めない悪役、という印象も強かった旧シリーズ映画に対し
アニメや原作、そして今作では容赦のない悪、という側面を見せております。
スーパーマンの鏡像、としての存在・・・と考えると
常人、大富豪、狡猾な頭脳とある意味バットマンとは似通った存在となることは
必然なのかもしれません。
原作ではリセット前世界では大統領になったり、現在はジャスティスリーグの一員となったり
(「なぜ?」と思われる方は邦訳も出ている「トリニティ・ウォー」→「フォーエバー・イービル」をどうぞ)
「悪の魅力」を発揮しているキャラ、といえるかもしれません。

・・・以下、まだ映画世界での詳細がわからない人たちを。

アクアマン:地球の7割を統べる、水の王。
海底の帝国、アトランティスの支配者であり、
魚や鯨といった海の生き物たちを使役するだけでなく
怪力やタフネスさも持ち合わせております。
地上人と海底人のハーフという設定は映画でも変わらないのか?
そして今回の映画世界では美しき妻・メラとの関係はどうなる?

フラッシュ:光よりも速く走る、世界最速のスピードスター。
テレビドラマでもおなじみとなっていますが、
映画版はドラマとは別の世界、ですので
同じ名前でも設定は異なる・・・かも?
(ドラマと同じ2代目フラッシュであるバリー・アレンではあるようですが)

サイボーグ:機械の体を持つ戦士。
瀕死の重傷を負った科学者の息子が、父親の手で改造され
機械の体で活躍するヒーローに・・・というのは
一定以上の年代の日本人には親しみやすい設定、かもしれません。
(父の叫びは波の音~♪)
原作では電子戦でも活躍していますが、はたして映画では?

そして、映画化が決定しているもまだ姿の見えない人たち。

シャザム:魔法の力でスーパーヒーローに変身する少年。
15歳の少年が魔法の呪文を唱えることで、スーパーマンと互角の力を持つヒーローに。
映画では敵役:ブラックアダムのキャストは発表されていますが
まだシャザム自体は誰が演じるのか?は発表されていないですね・・・。

グリーンランタン:意志の力を光に変えて、宇宙を守る守護者たち。
過去に映画化もされましたが、仕切りなおしての再映画化が決定しています。
GL=宇宙警備隊であり、地球人だけでも何人かのランタンがいるため
今回もハル・ジョーダンが主人公なのか、それとも・・・?

もっとも近い公開となる「スーサイド・スクワッド」の悪漢たちは、
公開前にご紹介・・・できればいいなぁ。

そして今作を見た後になにか邦訳を一冊、と思ったら
「ジャスティス・リーグ:誕生」がおすすめです。
リセット後の世界でルーキーヒーローたちが強敵の前に集合し、
チームを作っていくわくわく感が味わえますよ。

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4/18~24の運勢

2016-04-17 | 占い
熊本・大分の皆様、大丈夫でしょうか・・・
こちらは長崎なのですが、14、15の二日間は眠ろうとすると大きな揺れがきて眠れず、
眠りについたとたんに緊急地震速報に起こされる、という状況でございました。
一刻も早く、皆様が落ち着いて眠れる日が来ることを願っております。

今週の占いをどうぞ。

牡羊座:愚者(逆)
気の変わりやすい一週間。計画倒れになることも多そうです。

牡牛座:運命の輪(逆)
一目惚れに深入りすると後悔する結果に。落ち着いて考えて。

双子座:死(正)
行き詰まりを感じたら、思い切って逆をやってみて。無理は禁物。

蟹座:女帝(正)
今までの努力が実る展開が。愛情を実感できる出来事が。

獅子座:法王(正)
意志が強くなりそうです。良き友や師にめぐり合えるかも。

乙女座:力(正)
理解に近づくための努力がいい結果を招きます。難関を乗り越えるチャンス。

天秤座:吊された男(正)
伸び悩みは努力を続けることで克服。適応力を養うとき。

蠍座:節制(逆)
小心で足踏みしている間に終わってしまいそう。馴れ合いは禁物。

射手座:塔(正)
重大なミスに注意してください。突然の別れの気配も・・・。

山羊座:星(逆)
自信を失いそう。理想ばかりでなく現実にしっかり目を向けて。

水瓶座:女教皇(逆)
気が散ってしまいそうです。手抜きが目立ってしまいそう。

魚座:皇帝(逆)
恋人との大喧嘩になりそうな予感。横暴な態度はやめましょう。

Twitterで手軽にタロット占いができるbotアカウント
「占い猫ガンダルフくん(@cat_gandalfbot)運営中です。
Twitterをされている方、お気軽にフォローして「占って」と話しかけてください。
大アルカナを1枚引いて占います。けっこうパターンは作っております。
おみくじ感覚でお楽しみください。
フォロー数が伸び悩んでいるのでまだまだ宣伝をします。よろしくね。
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篠山紀信展 写真力

2016-04-12 | アート
日本を代表する写真家のひとり、篠山紀信。
アイドルや俳優、女優、作家、スポーツ選手、伝統芸能、ヌード、建築・・・
さまざまなものを写し、時には論争の火種となりながらも
その活動は常に注目を浴びてきました。

今回の展覧会では60年代から現在に至るまでの彼の作品の数々から
写真の持つ力=「写真力」が感じられるポートレート作品を本人がセレクト。
壁面を占めるほどの巨大プリントも交えつつ、
5つのセクションに分けての展示が行われています。

最初のエリアは「GOD」。「鬼籍に入った有名人」の写真であり
きんさん・ぎんさん、夏目雅子に続いては三島由紀夫のヌード写真が2連続、
他にも和装のバルテュスや座頭市姿の勝新太郎、寅さん姿の渥美清、
そして中村勘三郎や美空ひばりといった綺羅星の数々が出迎えます。

続くエリアは非日常の夢の世界。「SPECTACLE」。
中村勘九郎に片岡仁左衛門、中村獅童たち歌舞伎役者の鮮やかな写真は
まさに現代に蘇った東洲斎写楽の役者絵のように見えます。
そして自身を「シノラマン」というキャラクターに転じて撮影した、とされる
閉園後のディズニーランドのキャラクターたちの素顔のポートレイトに
パノラマ撮影と合成、そして奇抜な衣装で異世界を作り上げた後藤久美子の「夢少女」も。

続いては舟木一夫、キャロル、山口百恵からAKB、ももクロ、佐々木希まで。
誰もが知る有名人たち「STAR」。
アクターズスクール時代の満島ひかり(今から約20年前!)や
篠山の妻となった南沙織、さらには渡辺謙と小林旭(渡り鳥シリーズ時代)、
王・長嶋と内村航平・羽生結弦といった新旧対比で見せる構図もおもしろいです。
原田知世・福山雅治といった地元民にアピールする顔も(内村航平もですね)

そして篠山の名を高め、多くの論争や事件も呼んだ肉体美への賛歌「BODY」。
樋口可南子、宮沢りえ、橋本マナミ、カルメン・マキ、黒柳徹子(!)といった
芸能人やモデルを撮影した数々のヌード作品の中で一番大きなスペースを割いているのが
貴乃花・曙が活躍した95年の大相撲力士たちの集合写真であり
そこに並ぶ力士たちの顔を見て、直前コーナーのAKBの2010年の写真と同じ刹那さを感じました。

最後を飾るのは、東日本大震災で被災された人々の肖像「ACCIDENTS」。
瓦礫の被災地をバックに、あの災害を生き延びた一般の人たちのポートレートが並び
その表情はここまでに見てきた有名人やモデルとはまた違うような、
それでいて共通するような「力強さ」を感じさせるものとなっています。

非現実から現実へとグラデーションを描く構造の展覧会。
被写体のもつ魅力を的確に切り取る篠山の「腕」を感じる作品の数々でございました。
長崎歴史文化博物館で5月29日まで開催中です。
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