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高校・新学習指導要領案発表!

2008-12-23 14:50:56 | 広報・マーケティンググループ
ケイ・ランゲージ・ラボ事務局です。

このほど中学に引き続き、高校の新学習指導要領が発表されました。

英語は「聞く」「話す」にも力を入れるとして、新科目「コミュニケーション英語1」「同2」「同3」を新設。さらに「授業を実際のコミュニケーションの場とする」と明記し、英語を使って授業を行う方針を初めて示したことが特徴です。教師側も英会話力を高めることが求められることになります。

一方、「生徒の理解に応じた英語を用いる」とのただし書きも付けており、どの程度、英語で授業するかは現場の判断に任せるということで、各高校でどのような実践になるのか注目です。

英単語も標準学習モデルを1300語から1800語に増加。詰め込み教育批判があった78年改定以前の水準に戻ることになります。この結果、中学と合わせると高校卒業までに計3000語を学ぶことになるということで、中国・韓国なみの英語授業の語彙数になりました。

なお中華圏での英語教育とでは、いわゆる従来型の学力観からすれば、ざっくり言えば2年ほど学習課程に差が有りました。それの是正という事で私どもでは受け取りました。

特筆に価するのは「言語活動の充実」とのスローガンも新たに加え、文系教科だけでなく、数学、理科などにも授業に論述や討論などを取り入れ、日本語の表現力を高めるよう求めたことです。

国語のみならず各教科での言語活動の充実というのは、弊会の教育実践における理念そのものであり、公教育でも行われるということで、その点喜ばしいことと考えております。

また、学習レベルが追いつかない生徒のために、主な教科で中学の学習内容を復習する授業を行うよう促したともされています。

大幅改訂がなされるため、いろいろな要素が中に入っています。
弊会の所属する団体やグループ、教育に携わる関連諸氏は、この改訂で昨年から大騒ぎになっています。パブリックコメントを募集中ですので、一言モノ申す!方におかれましては、直接文部科学省で受付しているようです。

新学習指導要領の内容についてのHP
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm

パブリックコメントの送付先・問合せ先
文部科学省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室

電子メール: kyokyo@mext.go.jp

(郵送の場合)
〒100-8959 東京都千代田区霞が関3-2-2
文部科学省初等中等教育局教育課程課教育課程企画室宛

(FAXの場合)
03-6734-3734

意見募集期間
平成20年12月23日(火曜日)~平成21年1月21日(水曜日)(必着)

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