ケイ・ランゲージ・ラボ りんどうです。
昨年度、ラボ事務局みんなのプチ禁忌~いや、本当はぜんぜん「プチ」ではなかったのですが~もう時間も経ったし、そろそろ時効かな、ということで、書きたく思います。
事業所として営業の際には、たとえば「年賀の挨拶回り」が代表的ですが、手ぶらではちょっと・・・という場合、手土産で「皆様でお召し上がりください」用のお菓子・・・もしくは、ピンポイントで何か用意して、もって行くことはよくあると思います。
当方では他にも、スタッフの病欠での見舞いや快気祝い、寿関連などということもありました。
そのため、大体用途や予算に応じて、どういうパティスリーに頼もうか、というのがある程度リストにはなっています。
ただ時期やタイミング、とても急ぎだったり、特に懇意にしているなどの人間関係があったりすると、通常のリストとは別のところに頼むということをしてしまったときがあります。・・・
老舗の店でした。少なくとも、こないだ脱サラでパティスリー開いたんですよ、みたいなところではありませんでした。
年上のお客様といっても、とても親しい間柄で、特に何かあるわけではなかったので、コーヒーゼリーを注文して、もって帰りました。
会話がはずんだところで、「さっき、コーヒーゼリーを買ったので一緒に食べましょう!」ということで、開けたら・・・ぎゃぁぁぁぁ!!
コーヒーゼリーがケーキの箱のなかで、はねて踊りまくったせいで、上の部分のクリームがみんな箱のしたに落ちて、箱下がべたべたになってしまっていました。
底は油分でぐちゃぐちゃにぬれている状態・・・つみき崩し状態のゼリーがそこに横たわっていました。・・・
コーヒーゼリーは二つ。箱はもっと大きいのに間仕切りがまったくない。
そのうえ、ゼリーにふたが何もついていない。保冷剤なんかも当然ない。
ゼリーの甘い部分はクリームで、その部分がとれたら、苦いところだけになって横たわっている状態で、その客の方が、「じゃ、食べましょうか」と、ケーキの箱の底の部分をえぐって、クリームをゼリーにかけて、おいしい、おいしいと召し上がったのです。・・・
本来そうなってしまったケーキ類・珈琲ゼリーはクリーム部分がうまかろうが何だろうが、もうただのゴミなんです。
それでも、ラボで用意した対面を繕ってお召し上がりになったのです。
当然私も同じようにして底をなめるように食べました。・・・
いくら親しくても、大変な失礼を犯してしまい、身が凍るような寒気を感じる瞬間でした。
自分がプライベートで食べるものなら、いざ知らず、事業所として出すものについて、老舗だという前評判だけで、事前にプライベートで買って、しっかり見て、リサーチしないで出したことの失敗でした。
このブログで登場させている、横浜のデフェールを例に出すと、ケーキに対して、紙で間仕切りを作って、ケーキが動かないような配慮があったり、箱をあけてひとめで自らの作品というはっきりした意識があるのがわかります。ケーキに対してブランディングをきちんと行っていました。基本的には、近所で言えばル・パティシエ・タカギでも、どこでも、これはというところでは配慮はあるように思います。
正月回りは終えていますが、実際にケーキ一つの配慮で、極端な話、受注の勝敗が変わってくることさえあるのです。事業所としての需要に耐えうる、またはそれ以上に感動を呼ぶようなところと取引をしていきたい、と考えています。
昨年度、ラボ事務局みんなのプチ禁忌~いや、本当はぜんぜん「プチ」ではなかったのですが~もう時間も経ったし、そろそろ時効かな、ということで、書きたく思います。
事業所として営業の際には、たとえば「年賀の挨拶回り」が代表的ですが、手ぶらではちょっと・・・という場合、手土産で「皆様でお召し上がりください」用のお菓子・・・もしくは、ピンポイントで何か用意して、もって行くことはよくあると思います。
当方では他にも、スタッフの病欠での見舞いや快気祝い、寿関連などということもありました。
そのため、大体用途や予算に応じて、どういうパティスリーに頼もうか、というのがある程度リストにはなっています。
ただ時期やタイミング、とても急ぎだったり、特に懇意にしているなどの人間関係があったりすると、通常のリストとは別のところに頼むということをしてしまったときがあります。・・・
老舗の店でした。少なくとも、こないだ脱サラでパティスリー開いたんですよ、みたいなところではありませんでした。
年上のお客様といっても、とても親しい間柄で、特に何かあるわけではなかったので、コーヒーゼリーを注文して、もって帰りました。
会話がはずんだところで、「さっき、コーヒーゼリーを買ったので一緒に食べましょう!」ということで、開けたら・・・ぎゃぁぁぁぁ!!
コーヒーゼリーがケーキの箱のなかで、はねて踊りまくったせいで、上の部分のクリームがみんな箱のしたに落ちて、箱下がべたべたになってしまっていました。
底は油分でぐちゃぐちゃにぬれている状態・・・つみき崩し状態のゼリーがそこに横たわっていました。・・・
コーヒーゼリーは二つ。箱はもっと大きいのに間仕切りがまったくない。
そのうえ、ゼリーにふたが何もついていない。保冷剤なんかも当然ない。
ゼリーの甘い部分はクリームで、その部分がとれたら、苦いところだけになって横たわっている状態で、その客の方が、「じゃ、食べましょうか」と、ケーキの箱の底の部分をえぐって、クリームをゼリーにかけて、おいしい、おいしいと召し上がったのです。・・・
本来そうなってしまったケーキ類・珈琲ゼリーはクリーム部分がうまかろうが何だろうが、もうただのゴミなんです。
それでも、ラボで用意した対面を繕ってお召し上がりになったのです。
当然私も同じようにして底をなめるように食べました。・・・
いくら親しくても、大変な失礼を犯してしまい、身が凍るような寒気を感じる瞬間でした。
自分がプライベートで食べるものなら、いざ知らず、事業所として出すものについて、老舗だという前評判だけで、事前にプライベートで買って、しっかり見て、リサーチしないで出したことの失敗でした。
このブログで登場させている、横浜のデフェールを例に出すと、ケーキに対して、紙で間仕切りを作って、ケーキが動かないような配慮があったり、箱をあけてひとめで自らの作品というはっきりした意識があるのがわかります。ケーキに対してブランディングをきちんと行っていました。基本的には、近所で言えばル・パティシエ・タカギでも、どこでも、これはというところでは配慮はあるように思います。
正月回りは終えていますが、実際にケーキ一つの配慮で、極端な話、受注の勝敗が変わってくることさえあるのです。事業所としての需要に耐えうる、またはそれ以上に感動を呼ぶようなところと取引をしていきたい、と考えています。