怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

違い

2008年02月25日 | 文化
写真のように、ここのたんす類には鍵がついていることが多い。

不便なのは、この鍵の部分を持たないと、開くことができないのだ。
鍵を取ってしまうと、ほかに持ち手がないのだ。

これはヨーロッパの古い習慣の残りなのだろう。
昔は家族でも信用できなくて、鍵をつけていたのかな?(実際、神経質な夫は自分のに鍵をかけている。妻でさえ、見てはいけない聖域?!のようだ)
あるいは昔はたんす類は、家具を持てる一部のお金持ちのものだったからかな?

ここの家族に訊いても、おそらく当たり前すぎていて、どうして鍵がついているのか説明できないだろう。

パラグアイにも、たんすの鍵があったのを覚えている。
パラグアイとドイツで同じ物事を経験することが多いのだが、パラグアイだと「途上国だからこんな変なものがある」と思ってしまうことが多かった。

ドイツだと、ただ「ああ面倒くさい違いだ」と考える。
私は、途上国と呼ばれるような国々が好きで、若いころは旅したり住んだりしたものだが、そんな私でさえ、小さな差別感を持っているのだから厄介なものだ。

とにかく、この鍵、どうにかしたいものだ。
この家から引越したら、鍵のないたんすを買うことにしよう!



日曜日は休みの日

2008年02月25日 | ここの生活
今日は日曜日。
午後のコーヒーの時間には、義母の手作りケーキが出る。

ヨーロッパ、あるいはヨーロッパ人がかつて支配した国々では日曜日は、スーパーマーケット等が休みのところが多い。

ドイツなどは、法律で休業させているらしいから、結構怖いものがある。

ついでに新聞もない。土曜日に二日分のテレビ番組表が入ってくる。

図書館も、休館だ。
これも理解がしがたい。休みの日に本を読む自由さえ奪うのだろうか?
または利用者が極端に少ないのかしら?
土曜日も午前中だけの開館だ。平日と違い、多くの男性や、親子連れが来館しているので、利用者が週末に少なくなるわけではない様子だ。

数十年前、私は地元の図書館に「開館時間が9時から5時までは短すぎる、学校が終わってから行くことができない」と意見をしたことがある。

10年後くらいに開館時間が夜7時までに延びた。
私だけでなく、多くの市民がそうした意見を持っていたのだろう。

ドイツ人はこの不自由な開館時間に満足しているのだろう。
ほんとうかしら???
夫など、図書館こそ利用しなかったが、夜遅くまで明るい商店街がならぶ関東の生活がとても気に入っていた様子だ。

たぶん、ここのドイツ人も不自由しているに違いない。
でも、あきらめているのだろう。
ああ、私もあきらめなければならない!関東など、日本の大都市は世界で一番便利な街である!眠らない街東京!衛生的な東京!(夫は「東京はきれいだ」と言っている。ドイツ人でさえ、きれいに感じる街なのだ!)
ああ、ここの不自由な生活!