怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

バリおばさん

2008年07月12日 | 家族
ここの家族も、日本の一般家庭同様の呼び方をしている。
つまり、子供中心、の呼び方になる。
義父は、
「ママ~!」
と、義母を呼んでいる。
それを聞いた当初は、かなり驚いたものだ。

義母も義父のことを、
「パパ」とか、「パップス(このように聞こえる)」
などと呼んでいる。

わたしは、義父母を呼ぶときは名前で呼んでいる。
これは日本ではちょっと妙な感覚になるのだろうか。
しばらく悩んだが、彼らも私の呼び方に何も言わないし、ブラジルから嫁に来て、ドイツ人のだんなさんのお義母さんと同居のR子さんも、彼女のお義母さんを名前で呼んでいたので安心した。

義父母の会話に「バリおばさん」という名前が出てくるので、かなり高齢の親戚の話をしているものと思い、
「その叔母さんは何歳ですか?」
と質問すると
「あ~ら、わたしの妹よ!、ガビちゃんのおかあさんよ、こないだあの家にいったでしょう?ガビちゃんの8歳の娘、ベロニカちゃんにピアノ弾いてもらったでしょ!」

夫やその姉が子供の頃、義父母は自分の妹のことをずっと「バリおばさん」と呼んでいて、子供達が成人した後も、夫婦で会話するときもその呼び方を変えていないらしい。
これも、かなり驚いた。
意外にもヨーロッパは子供中心の家族関係を作っているのだ。

日本でヨーロッパの生活に関する書籍を読むと「夫婦中心」ということが強調されて書かれていることが多い。

そんな知識があったものだから、子供を中心にした親戚関係を表す語を使い、自分の妹まで「おばさん」をくっつけて呼ぶとは想像が及ばなかった。


バリおばさん夫婦も、義母をいまだに「マリおばさん」と呼んでいるようだ。
この二人のおばさんが会話するときはお互い、「おばさん」を付けて呼んでいるのだろうか~!?

写真はその二人のおばさんたち~
なにやら二人で秘密の会話を庭でしているところを盗撮しようとしたら(二人とも写真嫌い)気づかれて、逃げるところ!




私は6歳のP子ちゃん、4歳のM雄くんの叔母だ。
義父母は孫に対して、私のことを「りすおばさん」と言っている。
いまのところ、P子ちゃんは私のことを「おばさん」抜きで、呼んでいる。
親戚として認めてくれていないのかなぁ~
気を遣って「おばさん」を付けないようにしているのかな~
そのうち義父母がわたしを呼ぶとき「りすおばさん」になったら、いやだなぁ~。