怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

バガボンド ドイツ語版

2008年07月21日 | 文化
夜さんのブログを読んで、買ってしまった。
じゃじゃ~ん!



2週間ほど前に、この辺りではかなり大きな本屋が開店した。
買うものはないけど(読めないので買えない)、見学がてら行って見たら、少々の漫画コーナー。
背表紙を見ていくと・・・
あれ?夜さんのブログと同じ?、とびっくり。
10年近く連載されているそうだが、私は全然知らなかったのだ。

ぱらぱらとめくると、「もしかして、読めそう」の印象。
6ユーロ50セント(1100円、日本では560円だそうで・・・いいなぁ・・・)
お買い上げ~




ベルリンやミュンヘンなどの大都会に住んでいれば日本の物品が手に入りやすいだろうが、ここは人口10万人の小都市、日本語書籍の需要はほぼない。
売っていないので、日本語の本は買えない私。
日本アマゾン→実家→りす、経由もあるが、ここはひとつ、ドイツ語力向上をかねてドイツ語版バガボンドに挑戦してみることにした。

幸いなことに、文章が少なく、絵の美しさを中心に楽しめる作品であること、擬音語のほぼ全部が訳者の怠慢のためか(?!)、そのまま日本語で残っていることなどがあり、半日ほどで1巻を読み終えた。
よかったぁ~

巻末を見ると、訳者のあとがきが・・・
日本語のアルファベット表記とドイツ語読みの違いの説明、宮本武蔵、江戸時代についての簡単な説明などがあった。一番面白かったのは、「宮本武蔵は当時の日本人としてはとても大柄で、185センチあった、これは訳者の僕と同じで、しかもアーノルド・シュワルツネッガーもそうだ!」と書いてあったこと。

さらにその裏のページを見るとこの本が「第4版」であることがわかった。
ドイツでの初版ははっきり書かれていないが2007年か2008年のようである。
1年ほどで4回も印刷した、ということはもしかして、凄くないか?!
ドイツ人のバガボンドファンがたくさんいるのかしら?

早速、今日は2巻を買いに行ったが、店頭には無し。
注文したら、「明日の午後にここに届きます」とのこと。
は、はやっ!日本の本屋より速い?
炊飯器交換のときもその速さにたまげた。
意外にもドイツはサービスの速さがあるのかも?


私のようなドイツ語初級者にも読めちゃうこの作品、ドイツ在住の日本人にもお勧めしたい。