怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

氷上散歩

2009年01月28日 | 風景
2週間ぐらい前の厳寒時期に降った雪が、先週の暖かさで溶けた。
ここ数日また寒く、その溶けた水分が凍っている。
(この路上の水分が凍る様子が北海道の方々の記事と少々違うので興味深い)

玄関から数メートル離れた郵便受けの新聞を取りにいくのも、車に乗るのも足元に気をつけないと転倒の可能性がある。

北海道では底の溝が深くできている寒冷地仕様靴が一般に普及しているようだが、ここはあまり一般的でない様子だ。
何度も観察して確認したのだが、義父母の靴底は夏場に履くものと同様だ。

義母はわたしに雪の日用のブーツをくれたが(自分で気に入らない品らしい)その靴底も普通だ。

機嫌よく晴れた先日の昼過ぎ、家の中に入るのがもったいないので義父母の誘いを断りきれず、一緒に散歩にでかけた。



義父母たちは滑らない雪の柔らかい部分をすたすたと歩いていく。
私は後について歩いていく。
場所によっては道全体が氷で覆われていたりする。
私は義父母と手をつないで歩くことになる。
不思議なことに、彼らが滑らないところで私は滑ってしまうのだ。
腰を曲げてよろよろと歩く私に義父母は叱咤する。
「そんな婆さんみたいに歩くのではありません!」
義母はポケットに手を入れて歩いている。
転んだときのためにポケットから手を出して歩け、と私は子供の頃に習ったものだが、これは子供のためのものなのだろうなぁ・・・
義父母たちが普通の靴底で、凍った道を歩くことができるのを目の当たりにした私、たまげる。

日本人には冬仕様靴が必要で、ドイツ人には要らない・・・

この日の散歩の後、すぐにひどい頭痛で横になる羽目になった私。
「転ばないように歩くために脳みそを使いすぎたからです」
と、義母に説明した。
翌日は太ももの筋肉が痛くなったぞ

氷上散歩、何度か経験してマスターしなくては!
ああ、北国仕様の脳みそと筋肉に改造しなくてはならない私



下の写真は馬の落し物だ。
凍った道も馬にはトイレか。

人々が森にやってきて乗馬を楽しむらしい。
(まだ、現場に遭遇したことがない)
優雅な趣味だが、落し物を見ていると「拾っていってよぉ」と思うのは日本人の私だけかしらん