怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

お!シマリス!!

2009年04月22日 | 動物
私はドイツ語講座がある学校の中庭をよろよろと歩いていた。
視界の端に、ちょろちょろと這う、物体。
「げ、でかいねずみだな!」
と、視線をそちらに向けずに目的地へよろよろ歩き続けた。
すると、その物体、ときどきはねるように歩く。
「な、なんだ?」
今度は、しっかり凝視すると、どうも、リスのようだ。
ここで良く見るリスはこんな感じである。

上のウィキペディアの資料写真のよく見るリスとひどく違うので、ますます凝視すると、
背中に縞の一部を確認。
わあ~シマリスだあぁ~



なまシマリスなんて町田リス園ぐらいでしか、みたことがない私。
写真を撮りたいが、カメラをかばんから出して準備する作業でこのシマリスを警戒させてはもったいない。
しばらく銅像のようにかたまって、観察を続けていた。
が・・・
後ろから颯爽と歩く姉ちゃんがやってきた。
「シマリスがいるから、ここを通らないで!」
と言いたかったが、ドイツ語の壁が高すぎ、
「あぅ~ぁう・・・うぅあぁ~・・・」
とうめき声にしかならなかった。
うめき声のリアクションに困った姉ちゃん、そのまますたすたとシマリスの数メートル脇を歩いていった。
シマリスは姉ちゃんを気にすることもなく、マンホールの蓋の上で忙しそうだ。
こ、これはチャア~ンスぅ~

カメラを取り出し、撮影開始!

らぶりぃ~シマリスはリスの中で一番かわいいと思う。


なぜか、マンホールの蓋に執着していて、熱心に覗き込んでいる。
おいしい虫でもいるのかな?

次のマンホール視察へ。


シマリスって、ヨーロッパに生息するものなのだろうか?
手元の辞書には、北海道、朝鮮半島からシベリアまで分布、と書かれている。
縄張り争いに敗れ、西へ移住したのか?
ペットとして飼われていたものが逃げて繁殖しているのか?


左は、もしかして、トイレポーズ?うふふ~
右の写真は4本までしか確認できないが、ちゃんと黒い縞が5本ある。




愛らしい姿の撮影に協力してくれたのは約5分間。
「もういいでしょ」
ってな感じで、行ってしまった~


追記
先ほど、義母にこの写真を見せたら、
「これはリスではない」
とのこと。
いやぁ~、リスだとは思うのだけどねぇ~
あえて反論はせず、彼女のしゃべるままにさせておくと、
やはり、飼育されていたものが逃げたものではないか、とのこと。
シマリスは新参者らしい。
生態系を荒らさないよう、願うばかりである。