怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

苦しい昼食、まだあるぞ。

2009年06月05日 | 食べ物


これは「クヴァルクノッカル」という、料理だ。
義母に製造工程や材料を聴かされて「あまり食べてみたくないんですけど」
と言ったのだが通じなかったらしい。


義母の筆跡ではないので、誰か他の人から伝授されたのだな。
義母のオリジナル料理でないことが証明された。

材料は、クヴァルクと呼ばれるヨーグルトのめちゃくちゃ濃いもの(脂肪含有量20~40パーセント!)、牛乳、卵、小麦粉。
鍋にたっぷりすぎるくらいマーガリンを溶かし、砂糖を入れる。
少々焦げるまで煮る(カラメルソース)
その上に、クヴァルク、その他を混ぜたパン生地みたいのをこぶし大にまるめて
入れる。
蓋をしてしばらく煮ると、写真のようになる。
(似たような料理に「ダンプフヌーデル」というのがあるがそれとは材料が少々違うようだ)

食感は・・・
豆腐の親戚みたい。
でも、カラメルソース付き。
これはデザートではない。
野菜スープのあとの主料理だ。

パンなどもつかない。
食べた気がしないのだが、脂質たっぷりのせいで、腹はいっぱいになる。
わたしは二つの塊をたべた。

「デザートは何にする?」
え?
また甘いものをさらに食べるのか?
私の答えはもちろん「いらない」

食事というものは、主食となる穀類の料理と、塩味がベースの野菜や肉などを少々添える、
というのが文明のある地域の標準と思って生きてきた。
いつでもどこでも例外はあるものだ。

今夜の夕食は、最近見つけたタイ製のカップめんを食べよう、と決心した。

これが、やたらに旨いんだ

このような食生活をしていることを、近隣に住んでいる日本女性の集まりで話したら・・・
「りすさん、食生活をもっとちゃんとしないと、身体壊しますよ」
と言われてしまった。

義父母たちは、このクヴァルクノカッルでちゃんと栄養を摂れるのだろう。
彼らの夕食は軽くパンとハムをつまむ程度である。
太陽光線を浴びて、体内でビタミンやミネラルを合成するちからを備えているのかもしれない。
春から夏にかけてのヨーロッパ人の日光浴はそんなイメージに見えるものだ。

過剰とも思える乳製品・油脂の摂取、身体にいいとは思えないのだけどなあ~
それでも数万年をここで暮らしている遺伝子を持つ彼らは、このような食料で身体を構成していけるのだろう。
穀類と魚介類・野菜でできている私、栄養失調にならないよう気をつけなくては。