怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ボーズ(モンゴル風肉まん)の作り方。

2011年12月19日 | 近隣の人たち
ドイツに住んでいるのに、なぜかドイツ料理以外に触れることも多い生活。
日本でも多くの外国人に接していた。あれは確か、カンボジア人だったか、カレーにフランスパンが添えられた料理をご馳走になったときは本当に驚いた。おいしかった。
その楽しい記憶もあり、ここの現地食がいまひとつ、ということもあり、外国料理に興味が湧くのか。
中国語で肉まんを「バオズ」と言うが、モンゴルでは坊主、じゃあない「ボーズ」となる。
なんだか国境がいろいろ変わってしまった歴史を髣髴させる名前だな~って思ったぞ。
余談になるけど、ここの生活で国境を接している国々の人たちが一緒になると、けっこう気を使うものだ。中国とモンゴルだっていろいろあるだろうなぁ。

音楽家のウルナさんと以前から約束していた肉まん調理実習。
彼女の料理は、まず、その量が豪快である。

合いびき肉2.5キロにタマネギのみじん切り約4~5個分を混ぜる。スープストックをビンからそのまま投入~。


さらに塩少々、水少々(少々と言ってもけっこうな量)を加えてこねる。

ぬるま湯300ccくらいに生イーストとベーキングパウダーと塩と砂糖を加えて混ぜる。

この写真のポット、ドイツでは販売されていない。モンゴルで買った中国の製品だそう。
保温ができるものすごい反エコ商品さ。


小麦粉1キロに生イーストその他溶液を加えてこねる。半時間くらいねかせて発酵させる。


発酵が終わったら再び少々こねて、卵くらいの大きさに切る。(あ、こねている写真が二枚とも同じものね・・・間違えちゃった・・・けど、面倒だからそのままにしておこう~)

ちょっと休憩。
「りす、私をかまいなさい」と言わんばかりに話しかける2歳児。
自分がまだ赤ん坊から脱却していないのに、すでにベビーカーに赤ん坊人形を乗せて遊んでいるぞ。


麺棒で丸く伸ばし、肉餡を包む。


くっつかないように饅頭の下部に油を塗って蒸し器に並べる。


この三段重ねの蒸し器、いいなぁ~。でも大量に蒸し物をする食生活でないと無駄かな。
右は炊飯器の蒸し器機能。こちらで販売されている炊飯器はこうした機能つき。って、たいした機能じゃあないだろうが。
私の日本から持ってきた炊飯器は蓋の構造上無理だが、夏に買った「念のため炊飯器」(もし、日本で買った炊飯器か故障したら大変、と夫が勝手に買ってきた)がこちらで販売されているもので蒸し器機能がある。やってみよう~っと。


おいしそうに蒸しあがった。
生まれて初めて肉まんの餡を包んだ私。私の作ったものもちゃんと形が崩れずにできあがったぞ。

さて、お味なのだが。
どうしても日本の中華饅頭に馴染んでいる日本人にはいまひとつ、つまらない味かもしれない。
が、ここはドイツ。こうしてお手軽に肉まんを作ることが出来ることを教えてくれた彼女に感謝。
自分で作るときは、いろいろ入れてみよう~