怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

肉を食べない人たち

2012年07月30日 | 交友関係
地元の菜食主義者グループが月に一度集会をやっているということなので行ってきた。
私は菜食主義でも、菜食主義になりたいわけでもないのだが、単なる好奇心で。
ハム、ソーセージ、肉を大量に消費するここドイツ、いったいどんな人物が集まっているのかって。

会場となる建物の入り口付近でビール腹の男がなにやら作業をしていた。
「この人は関係者かな?」とチラッと思ったのだが、そのおなかの大きさになるためには肉食が必要だろうと予想し無視して通り過ぎようとすると話しかけられた。
「うちの会においでですか?」
菜食主義者に対する偏見が一気に崩れた。
夫も長い間、肉を一切摂取しない生活をしていた。青白い顔にガリガリの身体。生真面目で神経質。そんな人間の集まりと予想していたのだけど。
体格も髪型も服装もごく普通のその辺の人たちの集まりだった。年齢層は低い印象だ。携帯電話の操作に余念の無い若者、彼女は乳製品を使わないケーキを作るのだそう。「子供二人も菜食主義です」というお母さんもいた。
菜食、のレベルはそれぞれで、「時々肉を食べます」という人もいるし、乳製品、卵など動物性食材を一切摂取しないヴィーガンの人もいた。
義両親が子供の頃と比べ、食材が多くなった現在、若い人たちは肉以外の食品を摂取するのが容易になったからだろうな。
義両親たちに肉、あるいは乳製品無しの生活は、もう無理だろう。
珍しい東洋人の参加は主催者の男性の好奇心をそそったらしく、いろいろ質問された。
一度だけ、と思って参加した私、次回の会合にも出席しなくてはならない雰囲気になってしまった。

写真は菜食料理の小冊子。
乳製品、卵が材料に載っているので普通レベル(!?)の菜食用だ。この類の書籍なら、すでに図書館で借りて読んでいるのですけど・・・って言いたかったけど、なんだか断れない雰囲気で渡された・・・
はい、行きます、行きます、次回もっ!!