怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

紙幣でおりがみしちゃおう

2012年11月20日 | 文化
ふと思いついて図書館で探したら、あった。
折り紙の本。

「オリガミ」の呼びかたは日本語そのままだが、すでに日本を離れて海外で成長している様子がよくわかる。
得意げに私の目の前で複雑なものを折って見せる少年がいたなあ。東洋人と見ると「あなたの文化を知っている」といわんばかりに披露しているのだろうな。


この二冊は著者が日本人と思われるもの。小さな子供向きの基礎的な作品が載っている。
これくらいなら、私もできそうだ、と思ったぞ。


スーパーの広告。折り紙100枚入り4ユーロ。買いたかったのだけど、行った時にはすでに売り切れ。
売り切れるともう入らないここの大手スーパーの商売のやり方が憎憎しい。
Made in Germany」の得意げな印刷がちょっと笑える・・・ここでも国産品は「高級品」とみなされているのだろう。


これらは紙幣の折り紙解説本。現金を贈る時にこのようにする習慣があるのだなあ、と理解した。

この手の本がたくさんあった。

私も練習してみた。ユーロ紙幣じゃあ折りにくいかも、と思い、引き出しの奥から千円札をとりだして折ってみた。
2ユーロ硬貨が数枚入ってぴったりの大きさに仕上がった。2ユーロは500円玉とほぼ同サイズだ。
子供のお年玉に千円札を折って、中に500円玉を入れたら喜ばれるかな。いや、日本の習慣ではやはり、現金を贈るときはきれいに伸ばしたほうがよろしいだろうなぁ。

以下は紙幣折り紙を知って数ヵ月後に出席したドイツ人の結婚披露宴で撮影したもの。
テーブルに飾られたのは紙幣折り紙作品の数々。これらは新郎新婦への贈り物だ。

どちらかと言うと、あまり美しくは無い印象。

っていうか、要するに現金なんだから見た目は二の次でいいのかも。
いや、みんな工夫した力作と言わなくてはならないか??

日本人のわたしとしては、折ったり丸めたりしないで、切れそうなピンとしたお札を魅力的な包装をして贈るのが一番スマートに感じるのだが、ま、ここは日本から遠く離れた異文化圏。
そのうち、私も長くここで生活するうちに影響されて紙幣折り紙を喜んで贈るようになっちゃうかもしれないしね~、ああ、怖い怖い