里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ナツエビネ

2007年09月03日 | 山野草
毛無山からの帰りに、総領町の道の駅に寄ってみたらナツエビネを売っていた。
“山採り”と書いてあり、尋ねると「地元の人の出品で山採りです」と言う。

更に「ナツエビネは夏の暑さに弱いと聞いたのですが、どうなんですか?」と尋ね
ると、「ナツ…と名前が付いているくらいなので大丈夫です」と迷答が返って来た。

山採りの植物を買うと言う事は、山盗りを煽る事につながるかも知れないのでいさ
さか気が引けたが、誘惑に勝てずに買ってしまった。
ナツエビネは、落葉樹林下のやや湿った涼しい場所に育つと言う。 せいぜい遮光
して育ててみるとしよう。

ナツエビネ(ラン科、エビネ属)
全国で谷間の湿気のある落葉樹林下に自生する多年草。 花期は7~8月。
普通エビネ類は春に咲くが、ナツエビネは名前通りに夏に淡紅紫色の花をつけ、そ
れが名前の由来になっている。
夏に咲き珍しい上に花が綺麗なので、各地の個体数は減っていると言う。