里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

“美しい国日本” の創造主

2007年09月22日 | 神 仏
昨日は竜王山・立烏帽子山・池ノ段へ登って来たが、この一帯には伊邪那美命にま
つわる伝承が多くて面白い。

何しろ伊邪那岐、伊邪那美命と言えば兄妹神でありながら結婚し、日本全土はおろ
か太陽や月、水や火などこの世の全ての物を生んだと言うのだから、安倍さんなど
足元にも及ばない究極の“美しい国日本”の創造主なのだ!


先ず最初に行った所は竜王山の麓にある熊野神社。
古くは比婆大神社と呼ばれ、伊邪那美命を葬ったとされる比婆山を奥院とする遥拝
所なのだそうで、比婆山は御陵(天皇や皇后などの墓)と呼ばれている。

境内には100本以上の老杉があり、その内11本は広島県の天然記念物に指定さ
れており、中には樹齢1000年を超えるものがあるそうだ。
中でも県下2位の杉は胸高幹囲が 8.1 mもあり“天狗の休み木”と呼ばれ、夏の
夜に比婆大神(伊邪那美命)の使いである天狗が使う団扇の音が聞こえると言う。
他にも県下3、4位の杉もあり、相当古い神社である事は間違いない。

大鳥居の脇には“イザナミ茶屋”があり、植物の葉や花を封じ込めた煎餅とゴギ
(40cmにも達するイワナ)料理が売りで楽しみにしていたのだが、残念ながら
土日祝日しか営業していなくてお預け! 
確か、「例年11月3日に大祭がありそれを過ぎると雪の為に道路が通れなくなる」
と聞いた覚えがある。 その頃もう一度行って見るとしよう。
大鳥居石 段
広島県下第2位の大杉大杉は天狗の休み木とも呼ばれる
山 門本 殿