里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

アレチウリ

2007年09月21日 | 山野草
近くの川原に昨年当たりから見慣れないつる性の植物が生え始めたと思ったら、今
年は土手が一面の蔓に覆われてしまった。

余りにも茂って土手から這い上がって来たので、蔓を掴んで土手の下の方へ放り投
げた所、何と手袋越しに細い棘が沢山刺さってしまった。
その痛い事痛い事、チクチク痛くてやり切れない!

帰って調べてみると、これがあの悪名高いアレチウリだった。
環境省が駆除すべき特定外来生物に指定している植物だそうだが、何しろ蔓が10
m以上にも伸びる上に実が5000個もつき、しかも繁殖力が旺盛だと言うから駆
除するのは大変なようだ。
今年は、冬に重装備で刈り取った後火責めにしてやろうかしら…!?
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アレチウリの蔓(→繁茂した時)
棘だらけの実手袋を通して握り拳に刺さった棘


アレチウリ(ウリ科、アレチウリ属)
北米原産の帰化植物で日本には穀物に混じって渡来したらしい。
本州以南の荒れた畑や川原などに広がっているつる性の1年草で、特定外来生物に
指定されている。
急速に成長して他の植物に覆いかぶさりその植物の成長を妨げる上に、刈り取ろう
とすると実に細くてしなやかな鋭い棘がある為に、衣服を貫いて刺さるので非常に
痛い。
各地で駆除が進められているがその方法は極めて原始的で、下記のようにひたすら
抜き取る作業を数年間続ける必要があると言う。
 ・種をつける前に抜き取る。
 ・出来るだけ小さいうちに抜き取る。
 ・1年に数回抜き取る。