あわや
2010-05-19 | 雑記
先日、山側の環状道路を走っていたら前方にクソ遅い車がいたので右車線に移り、加速して追い越した。そこからぶいーんとスピードがのるや否や左車線に移ったのだが、その際、雉が飛び出してきた。
【雉-きじ】…日本特産の鳥。雄は羽の色が美しく、尾が長い。また、きび団子なんぞを与えると鬼退治のお供を引き受けてくれる。
それがかなりの大物で、中型犬くらいの大きさ。そいつがひょこひょこ現れて、鳥なのだしさっさと飛びたてばいいものを、このバカはびびって一瞬動きとめてオレのほうを凝視しやがる。
こっちは「うおわぁ!」とか叫びながら堪らずブレーキに足を掛けようとも思うのだけれど、急ブレーキ掛けたら確実に今抜いたすっトロい車に突っ込まれるだろう……もういいや、キジ轢く……ああ、でもコイツもっすごいオレのこと見てるし絶対恨まれるだろうなー、等々の想いが瞬時に過ぎり、なんだか中途半端なブレーキングを掛けてしまいハンドルをとられそうになり、またもや「ぬおぉう!」とか叫んでたら、雉、飛んだ。大きな翼はためかせ、飛んだ。
もう、心臓ばくばく。あわやオレか雉のどちらかが死ぬところだった。
幸いにして大事には至らなかったのだけれども、あのとき躊躇せずに轢いときゃあ、雉鍋が喰えたなぁ、と口惜しいやらなんやかや。且つ、オレを凝視したあの驚天顔が今も脳裏から離れない。
【雉-きじ】…日本特産の鳥。雄は羽の色が美しく、尾が長い。また、きび団子なんぞを与えると鬼退治のお供を引き受けてくれる。
それがかなりの大物で、中型犬くらいの大きさ。そいつがひょこひょこ現れて、鳥なのだしさっさと飛びたてばいいものを、このバカはびびって一瞬動きとめてオレのほうを凝視しやがる。
こっちは「うおわぁ!」とか叫びながら堪らずブレーキに足を掛けようとも思うのだけれど、急ブレーキ掛けたら確実に今抜いたすっトロい車に突っ込まれるだろう……もういいや、キジ轢く……ああ、でもコイツもっすごいオレのこと見てるし絶対恨まれるだろうなー、等々の想いが瞬時に過ぎり、なんだか中途半端なブレーキングを掛けてしまいハンドルをとられそうになり、またもや「ぬおぉう!」とか叫んでたら、雉、飛んだ。大きな翼はためかせ、飛んだ。
もう、心臓ばくばく。あわやオレか雉のどちらかが死ぬところだった。
幸いにして大事には至らなかったのだけれども、あのとき躊躇せずに轢いときゃあ、雉鍋が喰えたなぁ、と口惜しいやらなんやかや。且つ、オレを凝視したあの驚天顔が今も脳裏から離れない。