雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

卒業

2018-03-01 | 雑記
卒業シーズンだからだろうか、なんとなく一年の締めくくりはこの時期に思い駈られる。
もはやこの歳になると卒業という言葉には全く無縁になっているにも関わらず、どこか感慨深くなってしまう。しかもこの歳になってしまうと近年のことはほぼほぼ憶えていなくって、思い出すのは遠い昔、まだ青春という言葉が似合っていたころのことばかり。しかもそいつも年々、朧気な記憶となっていき、なんとなく美化されてゆく感じ。
だからこそか、良い思い出も悪い思い出も、とにかく懐かしい。ただそんな思い出に浸って感傷的になるのは本当この時期だけ。春が過ぎればまた、目まぐるしい「今」を生きるのに精一杯の毎日が続く。
そしてまた一年後、卒業という言葉とともに、次の一年を生きてゆく。
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