雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

僕らはオトナになってゆく

2008-10-03 | 雑記
 このところめっきり、やんちゃな酒の呑みかたをしなくなった。

 ひと昔前なら、たとえ次の日仕事だったとしても勢いがついてしまえば「まだ大丈夫だろ」→「なんとかなるだろ」→「そんなの関係ねぇ」といった具合にダラダラグダグダと呑み続けていたものだ。

 そんで翌朝。朝はまだ酒が残っているのでやたらハイ。しかし昼が近付くにつれ口数も減り、動きが怠慢になり、やがてブルーな顔色に・・・それでも懲りずに、呑み会あればどんちゃかホイ。

 休日の前ともなれば、四時間五時間あたりまえ、六時間八時間、ひどいときには半日ダラダラグダグダ呑み続けていたものだ。

 それが、いつからだろう?(たぶん、いや、きっと、結婚してからだ)

 平日の呑み会は年に数回、それも翌日の体調を考えてかなり抑えた酒量。ビールの後、日本酒ではなく焼酎に。時間も日付が変わる前には必ず帰宅。

 休日前でも、呑むことは呑むが、やはり昔のように呑めば呑むほどペースが上がっていく呑み方ではなく、徐々にスローダウンしていく消極的な呑み方になってしまっている。

 年齢も、あるのだろう。もう、それほど呑める体でもなくなってきたのだろう。

 そう思うと、ちょっぴり哀しみが滲んでくるけれど、でも、仕事のこととか体調のこととか、カミさんに叱られる(これが一番キツイ)とか、そういった諸々の事を考慮しながら呑めるようになったのは、こんなバカでもちょっとはオトナになったのかなぁ・・・と、嬉しくもあり、そして、寂しさも、あり。

 と、そんなことを、ここ最近では呑み会の翌日などに漠然と考えていたのだが、先日(水曜日)、久しぶりに呑み会をしたとき、昔からいつも一緒に呑んでいた四つ年下のT君。彼も昔は自分に付き合ってバカみたいにダラダラグダグダ呑んでいた一人であったが、やはり結婚をしたからだろうか?それとも三十路カウントダウンの体であるからだろうか?昔に比べるとかなり消極的な呑み方になっていた。

 それがなんだが、自分の老いてゆく様と重なって、寂しくもあったのだが、でもやっぱり、「いつまでもバカやってる齢じゃないよな」と微笑とも苦笑いとも嘲笑ともつかない面持ちで言いながら、僕らはオトナになってゆくんだろうな、と思った。


 でも、やっぱり例外もいて、自分の四つ年上のKちゃん(♂独身)は、始終ハジけっぱなしであった。それが、羨ましくもあり、また、「早くオトナになれ!」と、『刑事物語2 りんごの詩』の武田鉄矢ばりの勢いで言い放ってやりたくも、なる。
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4 コメント

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Unknown (ノロモン)
2008-10-04 02:23:12
一人身は寂しいげん。それにお酒は俺を裏切ったりしないもん。あの後二軒寄って帰ったら3時やった。だって… お酒はずっと俺の傍にいてくれるもん。
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Unknown ()
2008-10-05 23:04:54
なんか、もっせん哀愁漂うコメントだな・・・

酒と左手が恋人。そんな人生も、あり、だと思うよ。。。
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Unknown (ノロモン)
2008-10-05 23:49:24
恋人ではなく妻です。
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Unknown ()
2008-10-06 23:02:28
恋人のままのほうがいいよ。
妻になると絶対、嫌気がさすから・・・
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