雲跳【うんちょう】

あの雲を跳び越えたなら

親父の自慢

2010-07-24 | 雑記
 先月、父の日にボクサータイプのブリーフを親父に贈った。
 ところがしばらく経って、それがどうにもキツくて自分には無理だ、穿けやしない、などと言いやがる。
 こちらとしては、永年の怠惰な生活により見るも無残な腹まわりになっている親父に考慮してMAXサイズをプレゼントしたにもかかわらず、だ。
 腹立たしいので現在、親父が穿いているトランクスの表示を確認して、
「ほら、これよりもサイズが大きいぢゃねーか。大丈夫、穿けるって」
 と、ごり押ししてみたのだが、我が親父はぬけぬけと、
「チンポが大きいからキツい」
 などとのたまいやがる。

 知るかボケっ!

 なに息子にムスコの自慢してやがるんだ。

 しかも、だ。こともあろうに「オマエにやる」とか言い出す始末。
 半ば腹立たしいものの、なんだかもう、あきれ返ってツッコむ余力も残っていなかったので、すごすごと持ち帰った。

 それで今、穿いてみているのだが、一向にチンポにキツさが感じられないのでとても癪にさわる。
 勃てばそれなりだとは思うのだが……

「へへっ、まだまだ親父は追い越せねーや」

 などとある種の感慨を覚えるはずもなく、ただただ腹立たしいばかりなのである。
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