都内某所

ひっそりと佇むビルの一室に
こじんまりとした画廊がある
顧問弁護士のはからいで
画廊の店主の話を聞くことができた
そして、特別に
国吉康雄という画家の絵を特別に見せて頂いた
絵画については全く蘊蓄も持ち合わせておらず
イタリア行った時もそうだけど、何を感じられるかくらいの意識で眺める事くらいしかできないが
とても暗いイメージの絵で
シュールというニュアンスの言葉くらいしか出て来ない
第二次世界大戦前後のストーリーが絵の中に篭っているような気もするけれど
その絵が数億円と聞いても
モデルの女性の顔立ち以外に、正直ピンとくるものがないというか わからない
絵画も投資の意味合いが含まれる分野でもあり
一つだけヒントを貰えたのが
というか、納得できるし
どの分野や世界においても共通することなんだけど
今の世の中
絵の上手い人はたくさんいる
じゃあ、何が違うのか
それは、どういう志を持っているかで、変わってくるんだという
そういう画家の絵は値が上がるんだって
理念というのかな
世界に向けて何を伝えていきたいか
これは本当にそうだなって感じた
歌が上手い人はたくさんいる
お金儲けの上手い人だっていっぱいいる
野球やサッカーが上手い人
ゴルフが上手い人
ギターが上手い人
そんな人達は今の世の中はごまんと居る
だけど、そこに何があるがという事が一番大切なんだという事を学んだ
それはつまり本物の見分け方って言ったら
おこがましいが
本物を感じられるかどうかという事なんだろう
でもって、築地の鮨屋を貸し切り
若い頃には想像もつかなかった世界や空間の中で学べる事を噛み締めて
泥酔でフィニッシュ
