「キューバ CM」という名の珈琲をのみました。
で、映画『チェ・ゲバラ&カストロ』(2002年)を観ました。
ふたりが成し遂げたキューバ革命の戦闘部分を中心に
一応、事実をベースに作られたものでした。
アメリカ映画だからといってゲバラたちの会話が英語だったことや
タイトルの割にカストロが主役であること、
また描いて欲しかったカストロとゲバラの友情と確執が少ないこと、
カストロの功罪を問いかけようとするには内容が薄いことなど、
真実に迫って欲しかった私としては疑問・不満が数多くありましたが、
まぁ、ざっくりとキューバ革命とその後の流れを
知ることはできる映画かな、といった作品でした。
(あとできくと、もともと3時間あまりのテレビ映画だったものを
DVD用に短く編集したんだとか。どうりで話が飛びまくっていた)
きょうは映画の話をしたかったのではなくて、
今年はチェ・ゲバラがボリビアで処刑されてから40年だということを
日本経済新聞(8/19付)の記事で知ったからです。
記事によると、ゲバラが命を奪われたボリビアのイゲラ村では、
ゲバラの足跡をたどる地元旅行会社のツアーが人気だそうで。
そのゲリラ活動には批判もあるものの、処刑されたときの写真が
世に出まわり、社会主義革命の象徴「赤いキリスト」と呼ばれ
今も崇拝者が世界中にいるのは周知のとおり。
こうしたゲバラへの共感はなぜ今も消えずにあるのか、
私はとても興味があります。
その答えをさがすには、映画なら
『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004年)の方がずっと
役に立つし、革命家チェ・ゲバラのルーツを
垣間見ることができるでしょう。
ゲバラの生まれたアルゼンチンはじめ中南米の国々は
知りたい出会いたい場所ですね、私にとって。