子育てにキラッと魔法をかける ろっこのブログ 「ろこ はうす」

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新潟県長岡市青葉台

しつけより先に必要なことがあります

2016-01-06 18:14:24 | 子育て
親やおじいちゃん、おばあちゃんが誤解することのひとつに

「しつけをすればいい子になる」

ということがあると思います。





しつけというのは言わば、大人の社会のルールを子どもに受け入れてもらう、ということだと思います。

それにはまず、大人が子どもを十分に受け入れてあげないと出来ません。

大人に対して安心感をもってもらうということ。

子どもの側からしたら、自分を尊重してもらい、無条件に受け入れてもらった経験。

それがないとしつけは成り立ちません。

子どもの側からしたら、ただのコントロールに感じてしまいます。





信頼できる関係が十分できてのち、しつけが意味をもつのです。

そうでないと、どんどん、どんどん子どものこころが悲鳴をあげることになってしまいます。

2歳くらいまで十分に親や周りから受け入れてもらえたかどうかが問われます。

十分甘えさせてあげられなかったなぁ、という人は

子どもが何歳にしろ、甘えさせてあげてください。

その時に、それまで抑えていた感情が爆発すると思いますが、

それは良いことなのです。

受け止めてあげてくださいね。

丘陵公園にて

2015-12-27 08:33:29 | 子育て
25日のクリスマスに丘陵公園にて

みんなで遊んで来ました。

ホワイトクリスマスでない年は珍しいですね。




子ども達はみな楽しそうでしたが、

わたし的にはやはり物足りなさがありました。

やはり自然を感じるという点が少ないのです。

子どものエネルギーもあまり良くならないのですよね

冬場は仕方ないのですが、

やっぱり本物の自然に勝るものはないなぁ、と思いました。

雪の中ならまた違うのでしょうかね。




それにしても、いつも考えさせられるのは

ボールプールの部屋にでっかく書いてある張り紙です。

「ボールをなげないようにしてください」だったか?

あちこちに見られるので不思議にも思わない人が多いのかも知れません。




丸いものがあれば投げたくなるのが子どもですからね。

投げてはいけないのではなく、

人にぶつけたり、物を壊したりしないように遊ぶ、

ということを教えるチャンスだと思うのですが。

2歳にもなれば、だんだん自分でも考えて遊べるようになります。




以前、ボールプールに行った時に、数人しかいないのに

お風呂に入るように大人しく浸かって?いた子ども達がいましたが、

なんだか不思議な光景でしたよ

子どものエネルギーが出せないのです。

きっと張り紙のせいですね。

でも、そういう子どもがいい子と言われるのでしょうね・・

自分で考えて行動できる子に育てるには

どちらがいいでしょう。

育児のコツは・・やっぱり

2015-12-23 07:51:37 | 子育て
やっぱり・・の続きは何だと思いますか?

皆さんそれぞれちょっと考えて、ご自分なりの考えを書いてみてくださいね。

ヒントは、ある職業にあります。








答えは「農業」にあるんです。

農業ではどんなことが大切ですか?

畑を耕し、種をまき、水をやり、水をやり、水をやり。

疲れても、何か予定があったとしても、どんなに眠くても、

やり続け、待たなければ芽は出て来ません。

育児のコツは、やっぱりそこにあります。





我が家は私が子どもの頃は農家でしたが、

なぜかしらこれを生かしてくれなかったのが残念です

本当は子育ての方が大切だと思うのですが。

働いているから出来ないのではなくて、

顔を合わせている時間にどれくらい実行できるか、なんですね。





そして、これも忘れがちですが、

種が発芽しすくすくと育っていくのは自分の力であるということ。

水や肥料をやり過ぎたら枯れてしまうということ。

これは人間も一緒です。手を出し口を出し過ぎたら心が健康に育たない。





畑を耕すという作業は

「全面的にひとりの子どもを受け入れる」ということだと思います。

これが出来ないといい子じゃない、

言うことを聞かないといい子じゃない、

親がひとつ言うたび、子どもは自分を自分で否定してしまいます。

「自分は愛されている」ということを全身で感じ取れなければ

子どもはスクスク育ちません。






植物でさえ、心地よい言葉をかけてもらうとスクスク育つけれど、

バカ、とかダメ、とか言って育てるとうまく育たない。

水の結晶も、ありがとう、愛しているよ、

という言葉ではきれいな結晶が出来ますが、

バカとか死ねとかいう言葉では崩れたような結晶しかできないのです。

「水はことばの鏡」という本には写真がいっぱい載っています。





大きくなって色んな問題を起こす子どもは

実は小さい時に全面的に受容されたことのない子どもか

経験が少ない子どもなのです。


それは障害があってもなくても関係なく、同じです。

気づいたら今からでも遅くはありません。

その子の良いところを見てあげる、

どんな子だったとしても愛してあげる。

子どもはそのままの自分を丸ごと受け入れてもらえて

初めて心の底から安心して、すくすく育つのです。







言うはやすし、行なうは難し、ですが。

我が家の息子の夜寝ないのにはほんとうに参りました。

小さい頃は真夜中におんぶし、抱っこし、

あげくの果てには大きなボールの上でゆらゆらして寝せたものでした。

眠れないと調子を崩し、入院コースにまっしぐら。

ハイハイが出来るようになると、夜な夜な遊んでいたのを思い出します。

突然発作が起きて呼吸困難になるので、気が抜けません。

私は目の周りがクマゴローになっていました

障害がある、ということは、そういうことでもあるんですよね。

そこを全面的に受け入れられるか?

それを突きつけられた子育てでもありました。

結局、息子が生きている間は殆どちゃんと眠れたことがありません。

それでも我が子はかわいいし、死なれるより生きていて欲しい。

他人だったらとっくに投げ出しそうですが。

親子の縁とは不思議なものですね。

育児は人生そのもの!

2015-12-22 09:58:46 | 子育て

講座でもにじの森でも時々お母さん達に話すのですが、

育児って人生そのものなんだなぁ、とつくづく思います。





子どもが生まれて来て、何気なく育てているうちに

子どもを通して自分の人生を見せられているような気持ちがすることはありませんか?

私は自分が育った家庭が毎日ゴタゴタとしていて心のやすらぐ時がなかったので、

子どもにはそんな思いはさせたくないと思い、

自分と同じ思いはさせない!と決めて息子を育てました。

全部できたとは思いませんが。





息子は障害児だったので、普通の育児が出来なかったことが

かえって良かったのかも知れません。

なるべく能力は伸ばしてあげたいと思ったものの、

普通の子どものように、という期待をしなかったし、

あまりにも普通と違い過ぎたので、

逆に何でもありだ、と楽しいことを模索できたのです。





普通の子どもだったら、もしかしたら

自分がそうされてきたように、

子どもにきちんとすることを望んだり、

勉強をしっかりすることを押し付けたり、

ギューギューに枠にはめようとしたりしてしまったかも知れません。





子どもが親がしていることをまねして育つように、

親もまた、育ててもらったようにしか育てられないのです。

育児って、講座でも話しましたが、

親から付けてもらったフィルターを通して世界を見ている

その世界観がもろに現れます。

~しなきゃいけない、

~するべきだ、

~した方がいい、

そんな風に思うことは殆ど全て親の価値感だったと思います。





でも、我が子の育児を通して、何かちょっと違うかも?!

と気づき、軌道修正をし、

新しいフィルターをつけかえる。

そんな作業をしているのではないかなぁ。





障害のある子は、親から付けてもらったフィルターは通用しない。

最初から強制執行されているようなものですね。

最初は大変だけれど、私にとってはかえってそれがプラスになったように思います。

息子を通して新しい生き方を模索できました。

それは何事にも捉われず、ひとつひとつのことの本当の意味を考えてみる時間でした。

それを今、にじの森で大切にし、生かしています。





育児に疲れてしまった時、どうしていいか分からない時は

ちょっと立ち止まって、今までのフィルターを

自分のフィルターに付け替える時期かも知れません。


育児は大変なことも多いけれど、

人生を大きい視点から見た時には

そんな意味も現れてくるのではないでしょうか。




そして、自分でさえ気づかなかった

新しい自分になる。

新しい自分というよりも、本当の自分のエッセンスに気づく、

そういうことかも知れません。

そこからまた、新しい人生が開けてくる。

親の影響から脱して自分の人生を創っていく、

そのきっかけをお子さんが与えてくれているのだと思います。



*写真は今年3月のにじの森 整備に取り掛かったところです


育児のあいうえお

2015-12-04 10:16:15 | 子育て
森が終了し、しばらく経ちました。

皆さんお元気ですか?

来年の春まであまりお会いできないかも知れませんので、

つれづれなるままに「育児のあいうえお」をこちらに書いています。

良かったら育児の参考にご覧ください。

私は育児書というものを殆ど読んだことがありませんので、

もしかしたら全く育児書とは違うことが書いてあるかも?知れません。

子どもの心理面や脳の発達からみて書いています。

全部をうのみにせず、参考までに^^

最後はご自分で決めて、オリジナル育児をやってみてくださいね^^


こちら
 ↓

http://ameblo.jp/childhllb24/entry-12101830519.html

にじの森でのコミュニケーション練習

2015-12-01 09:54:38 | 子育て
いつも感じることですが、

私も含めて、日本人はコミュニケーションの仕方を教えてもらって来なかったために

自分の思いをどういう風に伝えていいのか分からない人が多いような気がします。




本来は学校に上がる前に家庭で教えられていることだと思うのです。

が、私の育ちを振り返ってみても、

両親が忙しく、比較的一緒だった祖母は無口だったため

子ども時代の家庭での会話が殆どなかったのです。

幸い大学時代に2年間寮生活をしたので、

そこでみんなが話すところを観察し、

なるほど、そういう風に会話するのか~、と学んだ次第です。




加えて私は難聴ですので、会話が聞き取れなかったということもあります。

昔の補聴器は性能が悪く、雑音だらけで、

頭が痛くなるので使いませんでした。

そんな事情も重なり、普通に会話をするということは

私にとっては大変なことだったのです。




にじの森では小さい頃からのコミュニケーションを大切にしています。

例えばブランコに乗りたいとき、誰かが乗っていたら

自分で「次 かしてね~~」と伝える練習や

何か嫌なことをされたとき、

ちゃんと「嫌だよ、やらないで」と伝える練習をします。

ご飯を食べながら、話せるようになった子は

自分の言葉でみんなに伝えることをします。

小さい時に練習すれば、

人前で話すことも自然にできるようになります。




にじの森で普通に行われていることのひとつひとつに

実は大きな意味があるのです。

私も常に試行錯誤しながらですが、

自分ができなかったこと、

こうであればいいなぁと思うことを

大切にして小さい子ども達に伝えたいのです。




これを読んでくださっている皆さんも

ご家庭で意識してお互いに伝え合うことを練習してみてくださいね。

我が家は夫婦ともども会話が苦手なので、

この歳で練習しています(笑)


子どもはまだたった数年しか生きることを経験していません

2015-11-30 17:34:50 | 子育て
いつも思うのは、大人がついつい

子どもに過剰に期待してしまっているのでは?ということです。

子どもはまだ生まれて数年しか経っていません。

何でも大人が期待するように出来ると思う方が無理があります。




うちの子は○○ができません。

うちの子は○○をして困ります。




そういう時にちょっと立ち止まって考えてみてくださいね。

○○をできるように一歩一歩教えてあげましたか?

○○をしたら他の人が困るということをちゃんと話してあげましたか?




子どもは大人のまねっ子をして覚えます。

大人がやってみせたり、

根気強く覚えるまで付き合ってあげたり、

説明してあげたりして、

子どもは初めてできるようになったり

やる気になったり、頑張ろうと思ったりするのです。




それをやってあげたのに出来なかったり

不安定になっていたり、荒れていたりする時は

その事の下に何か

寂しさだったり、

自分を認めてほしい気持ちだったり

甘えたい気持ちだったり、

そんな気持ちが隠れています。

そういう時は、その気持ちをまず満たしてあげてください。




子どもは大人が考えているよりも

案外びっくりするような力を持っていたりもしますが、

何と言ってもまだ数年しかこの世のことを経験していません。

そのことを時々思い出して

根気強く付き合ってあげることが大切だと思います。




私達大人は何十年も生きているのに

なかなか出来ないことも多いですよね

完璧を求めすぎないことも大切です。

小さい時は特に、何事も

まあまあのところで良しとすることが肝心だと思います。

完璧を求められ過ぎて、

それが生き辛さにつながることも多いのです




子育てに協力しない夫は妻から愛されないらしい・・

2015-11-27 16:37:12 | 子育て
こんな記事を見つけました。

我が家も息子が生まれたばかりの頃はあまり・・

私が体調を崩して、夜寝ない息子を週末に夫にみてもらったら

夫が不整脈になり、それから協力的になってくれました。
(積極的にとは言いがたかったけど)

我が家は外食も出来なかったし、とにかく医療行為が多くて

時間に追われていたため、夕食に鮭のホイル焼きばかり作っていたら(笑)

夫に文句を言われたのを思い出しました



妻の夫への愛情を左右するのは

「子どもの乳幼児期における夫の育児参加度」がポイント


*グラフがコピー出来ませんでした。


国立精神・神経センター
精神保健研究所社会精神保健部
家族・地域研究室室長
菅原ますみ先生の調査より



上のグラフは「夫婦間の愛情関係の結婚年数による推移」を集計したもの。これによると、夫の妻に対する愛情は結婚後6~14年目で上昇し、その後ほとんど維持されます。一方、妻の夫に対する愛情は結婚後6~14年目までは維持されるけれど、それ以降は急激に落下します。 どうして妻の夫に対する愛情がさめてしまうかという調査もあり、それによると、「妻の夫に対する愛情度」は、夫の学歴や収入、職業、就労時間などはいっさい関係なく、「子どもの乳幼児期における夫の育児参加度」に関係するという結果が出ています。つまり、家事育児への貢献度が高い夫には妻の愛情は維持されるけれども、育児参加の少ない夫に対しては、妻は愛情を感じなくなってしまうということです。 女性の育児ノイローゼの原因は「夫といっしょに子育てしている実感が持てないこと」と言われてることも合わせ、夫婦円満には夫の子育て参加が不可欠なのです。