息子を亡くしてからというもの、時間の経過が長いのか短いのかさっぱり分からない。
今はようやく日常の生活もなにげなくできるようになったけれど、最初の4年くらいは死にたいモードから抜けられなくて、一日を過ごすのが苦痛で仕方なかった。
まず朝起きると、息子が横にいない現実に気づき体が動かなくなる。
ずっと病院暮らしだったので、近所の知り合いも少ないし、第一話をする気にもなれないし。だんだん息子の思い出のある場所には行けなくなるし。
すぐ近くの散歩道が一番行けなかったりした。
散歩道に行くのに薬を飲んでから行く練習を何度となくやって、ひとつずつクリアしていったけれど、近所を普通に歩けるようになるのに三年くらいかかった。
私の心の中はこんななのに、人に会うと、まだそんなこと言ってるの~息子さんが悲しむよなんて言われるのだから、このギャップ感に苦しむのだ。
あ~~、こんな気持誰にも分からないよ、と思っていた。
目にするもの、耳にするもの全部が刺激になって新聞も読めないしテレビも見れないし。
中越地震が起きたときは本気でこのまま潰れたらいいのにと思っていたから、一晩だけは一応避難したけど、大勢の人の中にいる方が苦痛ですぐに自宅に帰ってしまった。
地震がくることが気を紛らすのにちょうどいいくらいだった。
二年くらいは臨床心理士のところへ箱庭療法を受けに通い、命日前の苦しさをなんとかしてきた。普通のカウンセリングでは全く効果がなかった。
私の気持が動いたのは三年半経った頃に受けたリーディングからだった。
たまたま本屋さんで見た本で、亡くなった人とコンタクトしてくれる人がいるということを知った。
その頃の私は絶対そんなアヤシゲな話は信じないタイプだったけれど、とにかく藁にもすがりたい気持だったので、騙されてもいいやくらいの気持ちで、でも心のどこかでもしかしたらっていう気持ちもいっぱいでリーディングを受けた。
アイイス(国際スピリチュアリズム協会)のリーディングで、ミディアムはジョアン・ヒメネスさんというイギリスのとっても優しそうで明るい方だった。
私は何も情報を伝えていないから、ジョアンさんは息子のことなど何もご存知ないはずなのに次から次へと伝えられることは、確かに息子のことでビックリ仰天したけれど、どうやら目には見えなくても息子が存在しているということを確信した。
息子が障害があったことまでちゃんと伝えられてきた。それで、今は元気でちゃんと歩けるようになっていると。
私が部屋に息子の写真をあちこち飾っていていつもそれを見ているのを息子は見ていたそうだ。
あの頃は本当に、一日写真ばかり見ていた。ただし、仕舞ってある写真は苦しくて見られないというおかしな心理状態で。今も見ると苦しくなることもあって。
とにかく息子の存在を確信して、息子からのメッセージをもらって、初めてちょっと気持が楽になってかすかに希望というものが生まれた瞬間だった。
それから、またたくさん不思議なことが続き、こんな風に自然療法を始め、不思議な出会いがあり、どんどん人生が思っても見なかった方向に動いている。
私の人生はどこに向かっているのか、息子が亡くなってからというもの究極の苦しみを経験し、究極の人生の不思議さを感じて、どこに向かっているのかゴールは分からないけどとにかく歩んでいる、というこの頃です。。
今はようやく日常の生活もなにげなくできるようになったけれど、最初の4年くらいは死にたいモードから抜けられなくて、一日を過ごすのが苦痛で仕方なかった。
まず朝起きると、息子が横にいない現実に気づき体が動かなくなる。
ずっと病院暮らしだったので、近所の知り合いも少ないし、第一話をする気にもなれないし。だんだん息子の思い出のある場所には行けなくなるし。
すぐ近くの散歩道が一番行けなかったりした。
散歩道に行くのに薬を飲んでから行く練習を何度となくやって、ひとつずつクリアしていったけれど、近所を普通に歩けるようになるのに三年くらいかかった。
私の心の中はこんななのに、人に会うと、まだそんなこと言ってるの~息子さんが悲しむよなんて言われるのだから、このギャップ感に苦しむのだ。
あ~~、こんな気持誰にも分からないよ、と思っていた。
目にするもの、耳にするもの全部が刺激になって新聞も読めないしテレビも見れないし。
中越地震が起きたときは本気でこのまま潰れたらいいのにと思っていたから、一晩だけは一応避難したけど、大勢の人の中にいる方が苦痛ですぐに自宅に帰ってしまった。
地震がくることが気を紛らすのにちょうどいいくらいだった。
二年くらいは臨床心理士のところへ箱庭療法を受けに通い、命日前の苦しさをなんとかしてきた。普通のカウンセリングでは全く効果がなかった。
私の気持が動いたのは三年半経った頃に受けたリーディングからだった。
たまたま本屋さんで見た本で、亡くなった人とコンタクトしてくれる人がいるということを知った。
その頃の私は絶対そんなアヤシゲな話は信じないタイプだったけれど、とにかく藁にもすがりたい気持だったので、騙されてもいいやくらいの気持ちで、でも心のどこかでもしかしたらっていう気持ちもいっぱいでリーディングを受けた。
アイイス(国際スピリチュアリズム協会)のリーディングで、ミディアムはジョアン・ヒメネスさんというイギリスのとっても優しそうで明るい方だった。
私は何も情報を伝えていないから、ジョアンさんは息子のことなど何もご存知ないはずなのに次から次へと伝えられることは、確かに息子のことでビックリ仰天したけれど、どうやら目には見えなくても息子が存在しているということを確信した。
息子が障害があったことまでちゃんと伝えられてきた。それで、今は元気でちゃんと歩けるようになっていると。
私が部屋に息子の写真をあちこち飾っていていつもそれを見ているのを息子は見ていたそうだ。
あの頃は本当に、一日写真ばかり見ていた。ただし、仕舞ってある写真は苦しくて見られないというおかしな心理状態で。今も見ると苦しくなることもあって。
とにかく息子の存在を確信して、息子からのメッセージをもらって、初めてちょっと気持が楽になってかすかに希望というものが生まれた瞬間だった。
それから、またたくさん不思議なことが続き、こんな風に自然療法を始め、不思議な出会いがあり、どんどん人生が思っても見なかった方向に動いている。
私の人生はどこに向かっているのか、息子が亡くなってからというもの究極の苦しみを経験し、究極の人生の不思議さを感じて、どこに向かっているのかゴールは分からないけどとにかく歩んでいる、というこの頃です。。