最近不整脈のような症状が出て来て、寝ていても不快な感じがするので
自分でセルフアウェアネススキル(SAS)をやってみました。
セルフアウェアネススキルは現在の不具合の大元になる
幼少期の体験からくるトラウマを特定し、はずすというスキルです。
身体の症状であっても必ずそこには何らかのトラウマがあります。
なんと、びっくりしたことに、それは生後まもなく母のオッパイが出なくなり
ミルクにしたらアレルギーが出たのだそうだが、
他に何もないのでそのミルクを飲ませられ続けた、
そのことが出てきました。
その話は母に聞いたことがあるのですが、
その時は感覚的にはリアルには分からなかったのです。
何でそこだと分かるのかと言っても、
感覚的にハッと分かるとしか言いようもないのですが、
体験は全て身体の中に記憶として刻まれています。
まだ生まれたばかりで私は何が起きたのか混乱して、
求めても得られない、焦ったり絶望したり不安になったり
怒りもあり、かつ渇望感や不信感、まだまだあったその時に感じたこと。
もちろん赤ちゃんなので、言葉にも表せず、
何が起きたのか分からなかった。
その混乱した赤ちゃんの私が思い込んだことは
もちろん、今の私が身体の記憶をたどって言葉にしたのですが、
「もし私が(オッパイ)欲しいと思ってもきっと叶えられないだろう。
だから私は混乱し、不安いっぱいになって助けて欲しいと心で叫ぶ」
赤ちゃんの私は大泣きしたのかも知れませんし、
そのうち泣く気力もなくなったのかも知れません。
「もし私が安らかに生きたいと願ってもきっと無理だろう。
だから私は絶望して、生きる気力を失う」
「もし私が深い安らぎを得たいと思っても絶対無理だろう。
だから私は絶望して一人孤独でいる」
赤ちゃんの私がこんなことを思い込んでいたなんて
なんだかとても悲しくなりますが、
何が起きているのか訳が分からないからこそ、
こんな感覚になってしまうのです。
セルフアウェアネスを受けてくださった方なら、
なんとなくこういう思い込みが出て来る感覚が分かると思います。
心臓の動悸が訴えていたことは、こんなことでした。
信念体系をはずして、だいぶ動悸は治まりました。
これは母を責める訳にもいかないことですが、
ずぅっとこれを持ち続けて生きてきたんだ~~、と思うと
言葉に表せない気持ちがします。
ですが、多かれ少なかれ、みんな似たようなことは体験しているのです。
大きいか小さいか、多いか少ないかの差はありますが。
完璧な親はいないからです。それは仕方のないことです。
それではどうしたらいいのか。
その時に、全ての言葉は分からなくても、母が視線を合わせて話してくれて、
私の気持ちを受け止めてくれていたら違ったような気がします。
その後に母や父が「この世界は安全で安心なところ」なんだと
体感されてくれていたら違ったでしょう。
一人ではないんだ、とか欲しいものは得られるよ、とか
素敵な世界もあるんだよ、とか
日々の関わりの中でその感覚を教えてくれていたら違ったでしょう。
なかなか難しいですが。
完璧な親はどこにもいませんので、
失敗したら、またそこからスタートし、
気づいた時に、その時できる最善のことを子どもにしてあげる。
こんな気持ちで日々接してあげることが大切だと思います。
自分のできることをひとつ、ひとつ、です。
そして自分を責めないことが大切です。
自分を責めても一つもいいことがなく、かえって体調を崩します。
一歩一歩取り組んでみてください。