子育てにキラッと魔法をかける ろっこのブログ 「ろこ はうす」

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新潟県長岡市青葉台

マヒする体験 ほどける体験

2021-08-06 18:16:10 | 心のこと
前の投稿にも書きましたが、
私はひとり息子を亡くしました。

その後の辛さ苦しさは、私の想像以上の体験でした。
そんな時って心が凍りつき、マヒしてしまうんですね。
本では読んだことはあっても、
実際に体験してみると、何か食べても美味しさを感じない、
景色を見ても色がない感じ。
それまで好きだったことも何にも楽しくない。
力が出ない。

まさに心が凍りつくってこんな感じ、を体験しました。


長い間の学びやら自己探求やらを続けて来て、
ようやく心も身体も解けた感覚を味わっています。
心や身体が解けると、
不思議なことに楽しさが人生に現れて来ます。
やりたいこともたくさん。
めんどくさい、と感じることにも何とか取り組める。


子どもは大人よりも感覚が繊細で、
大人が小さな事と感じていても、子どもは
とても大きな出来事に感じたり、ショックを受けたり、
戸惑ってどうしていいか分からなくなったりします。
かつては大人もそうだったのですが。


私が体験したように、子どもが
何か日々を楽しめなかったり、病気がちになったり、
どこか寂しそうだったり、悲しそうだったり、イライラしていたりが
続いていたりしたら、
もしかしたら心が凍りついている部分があるかも知れません。

そういう姿が見えたら、怒ったりせずに、
子どもの心の声に耳を傾けてあげてください。
トラウマって、大きな出来事だけでなく、
日常の些細な出来事も関係しているのです。

どうしていいか分からない時は、
箱庭を使いながら、遊びながら子どもの心を解放する
セラピーをやっています。
ひとりで悩まず、ご相談くださいね。




子どもの頃の感覚が、人生にこんな風に現れる

2021-08-06 17:54:00 | 子育て
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私はひとり息子を亡くすという経験をしています。
当時は辛くて辛くてたまらなかったのですが、
今はそれも意味ある体験となっています。
こんな辛さの中にも、子ども時代の体験がベースにあるのです。
ですので、親や周りの大人が意識的になっていることが大切なのです。
人間やっている限り、完璧はないけれど。



「息子の障害も、制限された生活も、
息子がいた時はそれなりに
受け入れて幸せを感じて生きて来たけれど、

息子の死だけはなかなか心から受け入れられず、ずっと抵抗して来た。

去年散骨するまでは本当には受け入れられていなかったことに、
散骨してからはっきりと気づいた。



それからは感じる世界、見える世界が明らかに変わった。

息子の死を通して浮かび上がったこと
この世界は怖くて不信に満ちている、という子どもの頃に感じていた誤解。
私の深いところにずっとあった。
息子の死がなければ浮かび上がって来なかったこと。

生も死も、苦しみも喜びも、全てがある世界を受け入れたら、
不思議なことに、怖さがしぼんだ。

息子は人生の先生だったと、改めて感じる。
人生にやって来ることを受け入れていた。
大変さはあっても、息子といる時間は幸せだった。
そんな息子を失うことが怖くてたまらなかった。

失ってみて、それまで半分しか知らなかった世界のあとの半分を知ることとなり、
私の世界がガラリと変わった。
本当は失うものは何もないことを知った。

それでも息子の死を受け入れることにずいぶんと時間がかかった。可愛い過ぎて。
何よりも難問でした。

「私には何も残っていない。全てを失った」というイメージに捉われて、なかなか抜け出せなかった。
結局はこれも子どもの頃に誤解したことが浮かび上がっただけなのですが。
子どもの頃のイメージが人生を作っていく。

今は幸せです。
いつの間にか、私の中には沢山のものがある。