低インシュリンダイエット―ちゃんと食べてしっかり痩せる | |
クリエーター情報なし | |
新星出版社 |
低インシュリンダイエットということばが巷に流れたのはかなり前だったように思います。私がエステサロンに勤めていた頃だからかれこれ7~8年前でしょうか。カロリー計算は昔から今でも健在ですが、GI値は一般にあまり浸透していない気がしていました。なぜなんだろうと不思議に感じました。カロリーよりも理にかなっているように思えたのですが。
読んでみて一般に浸透しない理由がなんとなくわかりました。つまりわかりにくい。
ざら~~っと概論をまとめるとGI値の高い食品を取ると、インシュリンが過剰に分泌されてしまい、血糖値が一気に下がり却って甘いものがほしくなってしまうのだそうです。下手にカロリーを抑えると脂肪が燃焼しにくく痩せにくいとか、いいなりGI値の高い肉や炭水化物を食べる前に野菜を取ったほうがいいとか・・・書かれていることは結構参考になることでした。
が、本全体の構成としてはちょっと・・・。後半のページのほとんどをコンビニ、ファミレス、ファストフードのおすすめメニューに費やされてしまっている。メニューは時代とともに変化するわけだから、それならむしろ家庭で作れる調理法を紹介してくれたほうが無駄にならないんじゃないだろうか。
それからGI値は調理法によっても異なってくるので、この辺も少々わかりにくいですね。GI値一覧表が載ってましたが、同じ素材でも調理法によるGI値の違いなども載せてくれたらよかったのにと思いました。ただ、個人的に非常に興味を感じるジャンルなのでまた別の書籍などで研究してみたいと思ってます。
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