歌仙「鰹木に」の巻
修正箇所
発句と脇に初の同字
意味が分かり難い句の修正
旧仮名遣いに修正
今回は身体の品詞(口・手・目・背・乳など)が沢山出ている、これらを置き換え・修正
漢字間違い
名残裏~最終の文字に「れ」が沢山出ている。
修正箇所
発句と脇に初の同字
意味が分かり難い句の修正
旧仮名遣いに修正
今回は身体の品詞(口・手・目・背・乳など)が沢山出ている、これらを置き換え・修正
漢字間違い
名残裏~最終の文字に「れ」が沢山出ている。
歌仙、六回のメールによる膝送り歌仙について。
連句・俳諧の醍醐味は他人との会話にあると思っています。今回のシリーズでは句の作者の発想を//で書いてもらいました。これにより一部メールだけの言葉の行き来の無い座ではなくなったと感じています。
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歌仙「鰹木に」の巻
表
発句 鰹木に位を定めたる初鴉 敦煌女 //初詣の人の群れを鴉はじっと見下ろして、何を思うのやら…。
脇 祈り届けと初御籤引く 段々耕作 //今年は良い年になりますように
三 背をあづけ積ん読の山崩しゐて ドスン千穂 //読み進めれば楽しい時間にて
四 カップの底に乾ぶコーヒー Miido翠 //飲もうと思うときにはすでに乾燥 よくあること?
五 石畳しつとり照らす夏の月 arata二三 月 夏 //法善寺横丁の水掛不動を思いまして。
六 扇子の風は蒲焼き添える 神々千里 //夫婦善哉の通りにうなぎ屋さんが「まむし」って
裏
一 がんばれば芥川賞夢じやない 敦煌 //匂いだけで食べた気になって、ペンを走らせる若さ…いいですね。
二 腰に手ぬぐいザンバラの髪 段々 //今は、世の中上品で綺麗になりましたが・・・。
三 下宿屋の娘と二人昼下り ドスン //さて、小説家の筆はどう走るやら~
四 恋のはじめはどこかちぐはぐ miiido //相手が下宿屋の娘だし
五 サプライズ指輪差し出す手が震え Arata //これだけはキチンと返事を貰っておかないと。
六 銃で脅されカードも何も チリ //災難は忘れた頃にやってくる。
七 生真面目にこちこちこちと時計台 段々 //何があっても淡々と我介せずで
八 月を慕ひて雪兔跳ね 敦煌 月 三冬 //少年よ大志を抱け、兔たちよ月へ跳ねよ、とクラーク先生が言ったとか
九 追憶のストーブ列車ひとり旅 miido //追憶のおぜん立てはやはりストーブ列車
十 リュックに残る透きとほるもの ドスン //思い出はみな美しく 清らかで・・・
11 今も尚花の吉野の語り種 チリ 花 晩春 //吉野の如意輪堂には今もお参りの人が沢山訪れる。正行の辞世からヒント
12 二日酔いして飲む蜆汁 arata 三春 //花を愛で歴史を語ると長い
名残表
一 プレゼンの白紙原稿春炬燵 段々 春 //期日が迫っているのに頭は眠ったまま炬燵は優しき悪魔?
二 窓いつぱいに海は広がる 敦煌 //遊びに行きたいなぁ
三 シチリアのゴッドファーザー葉巻吹き miido //シチリアの海は美しい
四 ひたすら合す指揮俸の先 ドスン //指導者の心に添うことで国も団体もまとまる、しかしその逆も・・・
五 惑い来て維盛入水の琵琶語り チリ //都の妻子を忘れられず戦いも出来ず迷い惑って熊野灘で入水。
六 秀眉の彼と蛍の闇へ Arata 恋 夏 //維盛に負けないくらい美男の彼と2人して~
七 羅に透ける乳房のふつくらと 敦煌 恋 //蛍の光が良い効果を出しているかな。
八 後ろめたさはあの一口も チリ //生きていく中でジレンマは数あれど。肥満もだがつまむのも・・・
九 伊賀の里忍者教室受講して 段々 //忍者のごとく神出鬼没で
十 目を擦り見るトリックアート arata //騙し絵に隠れているのは?
11 軒先の素焼手水に月映し ドスン 月 秋 //あっさりと 場の句
12 ぎよつと驚く穂芒の揺れ Miiid //素焼きの手水に月がうつって後ろに誰かが・・・・
名残裏
一 そぞろ寒子等の夢には「又三郎」 チリ //賢治の童話を読み聞かせしていると寝ている子の夢の中に芒の原を行く姿が
二 なむあみだぶが祖母の口癖 敦煌 //有難い。おばあちゃんはいつも子や孫の幸せを願っているのですね。
三 風呂敷もエコバックだと見直され Arata //お年寄りは上手に活用されて。
四 シェープアップで気持ち晴ればれ ドスン //重たい物を捨てよう 軽いものは飛んでいく世相!
五 四肢緩め亀の憩える花の池 miiido //憂いなき世の中は亀のものかも
挙句 哲学の道春日傘揺れ 段々 //心静かに哲学の道に踏み込んでも雑念はふらりと顔を出す
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歌仙「鰹木に」の巻
表
発句 鰹木に位を定めたる初鴉 敦煌女 //初詣の人の群れを鴉はじっと見下ろして、何を思うのやら…。
脇 祈り届けと初御籤引く 段々耕作 //今年は良い年になりますように
三 背をあづけ積ん読の山崩しゐて ドスン千穂 //読み進めれば楽しい時間にて
四 カップの底に乾ぶコーヒー Miido翠 //飲もうと思うときにはすでに乾燥 よくあること?
五 石畳しつとり照らす夏の月 arata二三 月 夏 //法善寺横丁の水掛不動を思いまして。
六 扇子の風は蒲焼き添える 神々千里 //夫婦善哉の通りにうなぎ屋さんが「まむし」って
裏
一 がんばれば芥川賞夢じやない 敦煌 //匂いだけで食べた気になって、ペンを走らせる若さ…いいですね。
二 腰に手ぬぐいザンバラの髪 段々 //今は、世の中上品で綺麗になりましたが・・・。
三 下宿屋の娘と二人昼下り ドスン //さて、小説家の筆はどう走るやら~
四 恋のはじめはどこかちぐはぐ miiido //相手が下宿屋の娘だし
五 サプライズ指輪差し出す手が震え Arata //これだけはキチンと返事を貰っておかないと。
六 銃で脅されカードも何も チリ //災難は忘れた頃にやってくる。
七 生真面目にこちこちこちと時計台 段々 //何があっても淡々と我介せずで
八 月を慕ひて雪兔跳ね 敦煌 月 三冬 //少年よ大志を抱け、兔たちよ月へ跳ねよ、とクラーク先生が言ったとか
九 追憶のストーブ列車ひとり旅 miido //追憶のおぜん立てはやはりストーブ列車
十 リュックに残る透きとほるもの ドスン //思い出はみな美しく 清らかで・・・
11 今も尚花の吉野の語り種 チリ 花 晩春 //吉野の如意輪堂には今もお参りの人が沢山訪れる。正行の辞世からヒント
12 二日酔いして飲む蜆汁 arata 三春 //花を愛で歴史を語ると長い
名残表
一 プレゼンの白紙原稿春炬燵 段々 春 //期日が迫っているのに頭は眠ったまま炬燵は優しき悪魔?
二 窓いつぱいに海は広がる 敦煌 //遊びに行きたいなぁ
三 シチリアのゴッドファーザー葉巻吹き miido //シチリアの海は美しい
四 ひたすら合す指揮俸の先 ドスン //指導者の心に添うことで国も団体もまとまる、しかしその逆も・・・
五 惑い来て維盛入水の琵琶語り チリ //都の妻子を忘れられず戦いも出来ず迷い惑って熊野灘で入水。
六 秀眉の彼と蛍の闇へ Arata 恋 夏 //維盛に負けないくらい美男の彼と2人して~
七 羅に透ける乳房のふつくらと 敦煌 恋 //蛍の光が良い効果を出しているかな。
八 後ろめたさはあの一口も チリ //生きていく中でジレンマは数あれど。肥満もだがつまむのも・・・
九 伊賀の里忍者教室受講して 段々 //忍者のごとく神出鬼没で
十 目を擦り見るトリックアート arata //騙し絵に隠れているのは?
11 軒先の素焼手水に月映し ドスン 月 秋 //あっさりと 場の句
12 ぎよつと驚く穂芒の揺れ Miiid //素焼きの手水に月がうつって後ろに誰かが・・・・
名残裏
一 そぞろ寒子等の夢には「又三郎」 チリ //賢治の童話を読み聞かせしていると寝ている子の夢の中に芒の原を行く姿が
二 なむあみだぶが祖母の口癖 敦煌 //有難い。おばあちゃんはいつも子や孫の幸せを願っているのですね。
三 風呂敷もエコバックだと見直され Arata //お年寄りは上手に活用されて。
四 シェープアップで気持ち晴ればれ ドスン //重たい物を捨てよう 軽いものは飛んでいく世相!
五 四肢緩め亀の憩える花の池 miiido //憂いなき世の中は亀のものかも
挙句 哲学の道春日傘揺れ 段々 //心静かに哲学の道に踏み込んでも雑念はふらりと顔を出す
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また六回目の最終回では、連衆が集まって発句から順に「ああのこうの」と言いながら話しを進めて行く事も行いました。
座の文芸に一歩近付けた気がしました。