旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

「ハニー句会」 2024年  四月例会

2024-04-13 14:06:11 | お仲間たちと


新井文子
亡き人の浮かんで消えてシクラメン
赴任して一人暮らしに春うらら
落椿浮かべて花の手水鉢

玉乃井永
四月馬鹿真顔崩れるネタばらし
進学の吾子より母の晴れ姿
磯遊び一発波の洗礼を

吉川正紀子
菜花梅雨泣いて喜ぶ石手ダム
囀ずりて夜明けを急かす小鳥たち
咲かねばとモジモジとする蕾たち

八木健
試着とは頭に載せること春帽子
ゴンドラの唄ぶらんこに腰かけて
散るさくらいずれ掃かれる花屑に

二神重則
春浅し日当たり探す交差点
春の苑あのと指さす連れ連れて
空を背に花びら集う水溜まり

門屋定
待ちました開花宣言に笑いあり
薔薇の芽や今スクスクと出番待ち
桜咲くお寺にお宮満開に

長井知則
妻入院代役熟し春うらら
催花雨や咲けば咲いたと再会す
春ですねパソコン将棋でまた待った