旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

再び 中国勝山へ

2023-04-01 15:12:34 | 
 伯備線で岡山を出て高梁を過ぎた頃、山は山桜か賑やかに咲いていました。
 


前回は、岡山駅発岡山駅着の切符が欲しくてやってきた。
 津山線で津山へ行き姫新線で勝山へ乗り換えて新見~岡山へ。


新見駅


 三次行きの芸備線は備後落合駅行きが3本しかない。


新見~勝山への姫新線沿いの家々は立派なのが多く見られた豊かな土地なんだろう。
黒い釉薬のかかった瓦と石州瓦の赤い屋根がある。特徴的には他の地域ではあまり見られない民家になまこ塀が使われている。
 


 
 


勝山は船による物流で栄えた町らしくその面影が残っている。
 
 

高瀬舟船宿跡


高瀬舟発着場「なげ」と言うらしい。


高瀬舟
 菊池寛の安楽死で有名な小説があり、京都の高瀬川の船と勘違いをしている人がいる。発祥はこの高梁川や旭川らしい。
 

うだつの家があると教えてもらった。


三味線の賑やかな音が聞こえてきそうな建物。


桜の勝山駅とお別れ



「ハニー句会」 2023年四月例会

2023-04-01 13:02:05 | お仲間たちと

門屋定
雛飾り令和になっても月遅れ
般若経覚えられずや彼岸明け
散歩道山の麓の桃の花

高尾田山人
時といふ金失くす朝寝して
亀鳴くや兎にひきはなされたとて
さくらとは限らぬものを季語の花

二神重則
水仙やわびしき部屋をリニューアル
行き過ぎて見上げる先や朧月
春彼岸母の味付け忘れけり

玉乃井永
二度見する白檀香る花衣
葱坊主首をはねられポンと泣く
ウミウシだ濡れるパンツにはしゃぎ声

吉川正紀子
花の宴昭和の歌に盛り上がり
おしゃべりもペースが落ちず桜餅
落ち椿声なき水に浮かびおり

新井文子
逞しくツクシ顔出す廃線路
夜半の雨八分桜の色冴えて
男前一張羅着て四月馬鹿

長井知則
常節を楊枝で突く伊豆の宿
風呂上り孫には無いと種痘痕
また来襲頭痛の種の黄沙かな


4月12日の愛媛新聞に掲載されました。