旅が好き・そして日々の時間で気の付く事を。

旅では人々の生きた来た跡を訪ねてみたい。
時間が出来たので、今までにしなかった事に手を出してみようと思う。

楽しかった連句会

2023-06-05 09:53:58 | 連句でコミュ力 UP
 それは30年くらい前、宗匠美山さんを中心に市役所の退職者や教職員と私を含める様々な人達10名程度。場所はおでん屋の二階で適度なアルコールを入れながら、歌仙の用紙4~5枚が「ハイ次貴方」と回ってくる。巻き上がった1~2巻は次の週宗匠の面白おかしい解説を大笑いしながら聞く。あの楽しさは忘れられないが、何だったのだろう。
 今思えば、決まり事は少なく誰でも参加できる、宗匠の解説の折に少し連句の基本のような話も有ったが言わば連想ゲームのような内容だった。

 先日、松山市で全国区の連句大会があり、徳島県の東條さんの捌きの組に入りました。東條さんから連句をカウンセリングに利用している人達の話があり、60代からの10年間に障害福祉に関わっていたこともあり興味を覚え問い合わせをしました。東條さんから「癒やしの連句会」の紹介があり早速件の本を求めました。
まだ途中までしか読んでいませんが著者は精神科のドクターで診療に連句を利用している内容でした。その中の著者の勧めている十二調連句に心を引かれています。
十二調連句の概略
 十二句立でオモテウラなし。発句、脇、第三は連句古来のやり方で。
 付け合いは自由に面白く飛躍した変化展開をはかる。(連想ゲームかしりとりか)
 花はどんな花でもよい。月もどんな月でもよい。恋句ニ句を入れる(ここは人情の極み)。
 季の句が半分、無季の雑の句半分。人の情の句と場の句が半分づつ位。
 品詞や事等等多種類入れる。
など難しい決まり事は極力少ない方向。


 楽しかった連句の思い出もあり、いく人かの人に「一緒にやりませんか」と進めていたが。
難しいとか、プライドが傷つくとか言われて去って行く人が多い。何とかならないのかと思いつつ現在に至っている次第。

 芸術性を思うばかりに式目を重視したことが原因かと思ったりもするが、ある一定のレベルになると式目は作句の楽しみのワサビになるとか。ナルホドそれもある。
今でも、ダメな句はそれなりに理由が分かるが良い句は何故良いのかが5年間やっているがよく分からない。その善し悪しの判断基準が分からないから難しいとか面白くないとかになるのではなかろうか。また、善意の添削においても己のアイデンティティーが拒否されたと感じることもあり難しいところだ。作者の意図を汲んだ添削が出来ればと思うが今の実力では難しい。
ダメだという事から始まる減点法が課題かな。先ずは「ここが良いですね」なんて始まり方をすると新しい人も続けられそうです。


そこで
「いいね!」の多いポジティブ連句を始めたい。と、思っています。
本にある十二調連句が近道かと思い仲間を集めて始めて見たい。
先ずは、本の後半を読みましょう。実際に使った例があるかもです。



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