RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

Term 3 -アドバンスコース

2016-08-18 16:00:41 | MBA17全般
アドバンスコース

 Term2のExam Week後、すぐにTerm3のカリキュラムの1つであるCore Concentration Courseが開始されます。4つのCore科目から1つを選択することができます。科目はMarketing、Strategy、Finance、Sustainabilityの4つで、私はMarketingを選択しました。日本人RSM学生の5名はMarketingとFinanceを選択しています。Financeのみテストが課せられています。どの科目も計8~10回の授業に参加します。

 Marketingについて詳細を記します。全体の流れとしては、デジタルテクノロジがどのように商品を変遷させ、それに応じてマーケティング方法やビジネスモデルをどのように転換させていくべきかについてフォーカスしています。最終課題についても、その重要点の流れに沿っており、最新のデジタル技術やロボティック技術が、どのように既成商品の大きく変化させ、付加価値を生み出すか、またその商品におけるマーケティング戦略はどうするかをチームでプレゼンする課題でした。授業内容はデジタル技術だけでなく、新商品のマーケティング戦略についても学ぶことができました。例えば、Onlineサービスを利用した商品の販売方法は、今では普通のように取り扱われていますが、これをB2Bに活用した事例を学習しました。またロレアルの新しいヘアダイ商品の流行の作り方など多種多様に富んだ内容でした。

 印象に残っているのが、初回クラスで顧客の購買判断への影響性を探る方法として、コンジョイント分析を実践しましたが、その方法が品質工学で利用するL18方法と全く同じで正直驚きました。L18分析は数多くある決定因子のうち、どの項目が感度に影響するか特定することができる手法です。この手法を利用することにより、18回の組み合わせ検討で因子を特定できます。一般的に品質工学では、プロセス条件を決定するための因子特定に利用、また不良が発生した場合の原因因子特定に利用します。マーケティング分野での顧客嗜好分析においても同様で、どの項目(例えば、形状、色、価格、重さ、電池の持ち)がその影響性を左右するか把握できます。マーケティングも自然科学の1つだなと実感しました。

 最終評価はチームプレゼンテーションおよびその資料、個人レポートで評価されます。マーケティングの本質がまだ理解できていませんが、このアドバンス授業に参加したことで、少しですが理解できたような気がします。最後に、最終課題で私がデザインした新商品のマーケティングロゴを添付して、終わりにしたいと思います。

TOMATOより

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