漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

7月12日 4年 樋口拓哉

2014-07-12 21:33:06 | 日記
こんばんは
12日・13日とインカレ前最後の大会東日本選手権が行われていて、自分はM4-のBで漕がせていただいています。インカレクルーが発表されてから1ヵ月程がたち練習でのタイムは伸びてきていましたが、実際今自分たちはどのくらいのレベルにいるのかトップクルー達と戦えるのかという感情があり不安を払拭するかのように毎日の練習を行ってきました。そして、今回の東日本選手権では去年のインカレで優勝した明治をはじめ毎回最終日まで残っている法政・東海が出漕しました。けして大きい大会ではないですけれど、自分たちのレベルを知るにはこれ以上ないくらいの顔ぶれがそろいました。不安と期待が入り混じる中審判の旗が振りおろされレースNO.32の自分たちのレースがスタートしました。スタート3本で艇を崩して一瞬やばいと心の中で思いましたが次の一本で立て直すことができ遅れをとらずにスタートすることができました。300mになっても明治と横一線でどちらかが落としたほうが負けるという展開で先に落ちたのが明治でした。ここで初めて冬から今までやってきたことが正しかったと確信に変わり、ラスト500mでもしっかり明治を離すことができ3"01'というタイムを出すことができました。勝った瞬間はうれしかったですが...(正直今でもうれしいですが)明日行われる決勝ではもう一度横一線のスタート、さらに立教が3"01'を出したと頭に入れてレースに挑んでくるので今日とは全く違ったレースで相手であると考えなければいけません。それを踏まえたうえで明日のレースに臨みかつトップでゴールし立教の"PRIDE"を示したいと思います。
...と個人としては、良い方向に行くことができているのかもしれません。しかし、自分は"4年漕手としての樋口拓哉""立教大学ボート部主将としての樋口拓哉"この2つを両立していかなければならない。器用な人からしてみればこの2つは同じことかもしれないが...
この2つの関係性は個人的に目標を達成するための壁がまたでてきたなという感情である。今までいくつの壁にぶつかったか多すぎてもう覚えてないが一つ言えることは、壁は絶対に乗り越えられ乗り越えられたらまた新しい道が見えてくるということである。しかし、その壁を見て見ぬふりしてしまったときその人はそこまでで目標までの道のりは一方通行であると思う。そして、その道のりにある壁の数だけ目標に到達したとき人として男として成長できているはずだ。周りがどんなふうに思ってどんなことを言われても、自分は"インカレ優勝"という山を立教を背負って登り始めている。途中腕がちぎれるようなことが起こるかもしれない、雨が降り手が滑るかもしれない残り40日間どんなことがあっても登り続け山頂からの景色を一人の男として見てみたいと思う、今回の壁もしっかり自分と向き合い考える時間が必要であるがしっかり乗り越え自分を成長させていきたい。ポケモンで例えるとすべてが終わった頃には、レベル9位になって体当たり以外の攻撃技ひのこを覚えている頃だと思う。
...とまぁ文にして書いていたら頭がスッキリしてきたの文がまとまらなくなってきたのでこの辺にしようと思います。
おやすみなさい