漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

あれから1年! 2年渋井

2018-04-17 16:49:15 | 日記

こんにちは!1年の、、、あ、間違えた。2年の渋井です。早いものでこんな自分が2年になってしまいました。学校の出席票には未だに学年の所に1と無意識に書いて、消して2と書いております。そろそろ自覚を持たないといけませんね。さて、先日は日立明三大学レガッタでした。OB、OGのみなさん、保護者のみなさん、新入生のみなさん、応援に来てくださった方々、熱い声援を本当にありがとうございました。日立明三大学レガッタは去年ボート部に新歓されて初めて知った大会でした。今年もたくさんの新入生のみなさんが応援に来てくれましたが、僕も去年はそのうちの一人でした。先日は男子ダブルスカルで出漕させていただきました。去年の自分は来年この舞台で漕ぐことができるなんて思ってもみなかったです。とても貴重な経験となりました。さて、新歓期間もひと段落しましたが、なぜ去年僕がボート部に入ったのか、あまり人に話したことはないのですが思い返してみたいと思います。僕はモータースポーツが大好きなのですが、大学に入ったらどこにも所属せずバイトをしてお金を貯めてレーシングカートを始めたいと考えていました。高校の部活を引退して大学が始まるまでの間、何度かサーキットに通いレーシングカートをレンタルして走っていました。ドライビング中はどんなことをしている時よりも集中でき、心から楽しく感じました。だがしかし、続けることを諦めました。お金がかかるのなんのって!レンタルでほんの10分10周するだけ5000円近くかかります。どうせ本格的にやるなら自分のマシンを作りたいところですが、これがまた厳しい!フレーム、エンジンを買うだけでは終わらず、消耗品の燃料やタイヤ、保管、移動するための車、毎回のメンテナンスなどなど一般家庭の学生が0から始めるにはあまりにも難しいという現実を突きつけられました。そうしたまま大学が始まり途方に暮れているところをボート部に勧誘されました。全くボートなんて知らず、艇庫に連れてこられ、置いてあるボートを見た瞬間おちました。見渡す限りカーボン、カーボン!僕にとってカーボンはレーシングカーやスーパーカーのようなテレビや雑誌でしか見ない車に使われている手の届かない存在で、間近で見て、触れられるなんて夢のような場所だなと思いました。ただ純粋にボートがかっこよかったです。そして試乗会で実際に乗って確信して、初めて来たその日に直感で入部を決めました。今でもボートをカッコいいと思う気持ちは変わりません。今乗ってるプロトス、この舟のシートはバチバチのカーボンです。毎日カーボンのシートに尻を着けられることに幸せを感じています。笑

僕は何も苦労することなく入部しましたが、今年新歓をする側となって、真剣に悩んでくれている新入生を見ていて、人それぞれ異なる頑張る理由があるんだなと感じました。新歓では新入生のおかげで自分がボート部を大好きだという思いを再確認できたとても良い機会になりました。
長文失礼しました!