漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

夏はやっぱり映画と冷房 3年榮原

2020-07-02 14:43:58 | 自己満

3度の飯より映画好きな3年榮原です。

緊急事態宣言が解除され、徐々に外出する人が増える一方、都内の感染者増え続け、まだまだコロナの脅威は身近に感じますね。

 

夏といえば、プールに花火に海にBBQ、、、

しかし僕にとって最高に夏を感じるものは、アスファルトに照り返る太陽の熱を感じながら、電車に揺られて赴く冷房の効いた映画館です‼︎

薄暗く涼しい館内と、キャラメルポップコーンの香ばしい香りが心を躍らせます。

今夏は映画館にあまり行けないかもしれませんが、真夏に見たいおすすめアニメ映画を5つ紹介させていただきます!

退屈な自粛ライフに映画という潤いをぜひ与えてみてください。

 

一作目に紹介するのは【海獣の子供】という映画です。

友達と喧嘩して部活停止をくらい、夏休みにすることがなくなってしまった少女が、不思議な兄弟に出会い、海と宇宙の謎に足を踏み入れてしまうという超大作です。

この映画の魅力は海洋生物が織りなす海の神秘そのものです。江ノ島の風景や水族館など、見慣れた景色の中にも宇宙や海という未だ謎に包まれたものが存在します。海面に降る鮮やかな流れ星や、大きなジンベイザメの泳ぐ優雅な姿に子供心をくすぐられること間違いなしです。ラストにかけての急展開や、宇宙と海を主題にした壮大な物語を表現する新次元的な映像表現と映像美に息を飲むこと間違いなしです‼︎

 

2作目に紹介するのは【バケモノの子】です。

時をかける少女、サマーウォーズ、おおかみこどもの雨と雪を手掛けた細田監督の長編映画です。正直全てを紹介したいですが、今回は一つだけ紹介させていただきます。
バケモノの子は、父の行方がわからず母を事故で亡くした少年が異世界に迷い込み、そこに住むバケモノたちと友情を築き成長していく冒険譚です。
 
他の細田作品があまりにも有名で、この作品が少し薄れてしまっておりますが、バケモノの子は傑作です‼︎おおかみこどもに続き、少年が青年へと成長していく姿をその時間経過と共に描きます。自分を育ててくれた異世界と、自分の生まれた現実世界との狭間で揺れ動く主人公の心情に注目です。また、有名なアメリカ文学である「白鯨」をモチーフにした場面や、少年のみる亡き母の面影に、少し知的な印象を感じさせます。高木正勝さんの手掛ける美しい音楽と鮮やかな夏の青が紡ぎ出す調和も見所です。熱く輝く夏を描く反面、少し叙情に満ちたこの映画を見た夏を、一生忘れないと思います。
 
3作目に紹介するのは昨年脅威的な興行収入を叩き出した新海監督による【天気の子】です。
新海作品に関しては、話したいことがありまくりますが、頑張って抑えます。
天気の子は、天候を操ることができる少女と、島から家出をして上京した少年の恋愛と冒険を描いた青春映画となってます。
 
いくつもある新海作品の中で今回天気の子をお勧めするのは、おそらく誰にでも楽しめる内容となっているからです。そして、なんといっても新開作品の見どころは、完璧な映像美です。落ちる雨や水滴、光に照らされた都会の街並み、1つ1つがあまりに細かくそして美しく描かれております。見慣れた都内の風景が映画の舞台となっているのも見所の1つです。また、色々な映画のオマージュを感じさせるような映画的な展開と場面構成は見る人を飽きさせない日本最高峰の映画表現ではないでしょうか。
 
4作目に紹介するのはジブリ映画である【耳をすませば】です!
小説家を目指す少女とバイオリン職人を目指す少年の淡い恋愛を描いた名作です。
この作品はジブリ映画の中でもNo.1を争う程僕は好きです。
 
やはりこの映画の魅力は溢れ出るノスタルジアです。誰もが今までに経験したであろうあの初恋の甘酸っぱい感覚や、夢を追い続けようと努力する少年少女の美しい姿に感動すること間違いなしです。また90年代を感じさせる服装や風景も魅力の1つです。電車の車窓から見る東京の田舎や、夏休み冷房の効いた図書館、中学生の頃に大好きだった大切なものの1つ1つがきっと見る人の心に語りかけてくれると思います!スマホがまだなかった時代の言葉の重みや美しさ、人生の豊かさに憧れさえ感じてしまいます。
 
最後に紹介するのは【トイストーリー】です‼︎
正直5つ目で疲れ切ってるし、読む人も「長すぎだろ」と適当にスクロールしていると思いますが信念で書きます。
トイストーリー4部作の原点にして頂点のような作品です。
 
トイストーリーの魅力は子供も大人も楽しめるというところではないでしょうか。テーマにしていることはとても分かりやすく、純粋な気持ちで感動できる作品だと思います。トイストーリーはシリーズ通して「おもちゃである自分自身のアイデンティティの模索」というよなテーマが描かれています。自分のすべきこととしたいこと、幸せと感じることが何なのか、世間の判断や価値基準だけで物事を判断することが如何にバカらしいものか、きっともっと自分を大切にしようと思える作品です。
 
ブルーライトに照らされた目がもう疲れ切って霞んでいます。もうこのまま寝て午後のエルゴはパスしたい気分ですね。
それにこのままでは後輩に「映画好きやばきもおじさん」と馬鹿にされそうなのでこの辺にしておきます。
 
皆さんも夏という特別な時期に、映画を見て思い出に残る大切な夏にしてみてはいかがでしょうか。
 
次回は「真夏にみたい戦慄のホラー映画10選」でお会いしましょう。
長文大変失礼いたしました。