漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

祝!成人!! 3年角谷

2018-04-02 13:12:34 | 日記

 こんにちは!3年の角谷です!先に言わせていただくと、とても長い日記になります。ご了承ください。(笑)

 

 最近、選抜入試で合格した1年生が入寮しました。入寮した1年生は個性豊かで、フレッシュで、とても元気です。そんな姿に助けられることが多々あります。また、私にもこんな時があったっけなあ~と少し老いを感じています。(涙)そして1年生が入寮してから1ヶ月が経とうとしています。早いものです。と同時に、入寮した日は私の20歳の誕生日でした。やっとです。(笑)そしてまったく関係ないですが、今、私は戸田へ向かう北陸新幹線の中にいます!(笑)なぜなら、私が生まれ育った市は、4月に成人式があるからです。何とも不思議ですよね。成人式に出席するために、地元に帰らせてもらいました。やっぱり石川の空気は最高です!澄んでいる気がします。落ち着きます。それから、久々に地元の友達に会うと、見た目は大人になったなあとしみじみ感じましたが、中身は何も変わってなくて、何とも言えない地元のノリで声をかけてきてくれたり、「ボート頑張っとるみたいやなあ!」「応援しとるぞ!」と声をかけてきてくれたりしました。私の知らないところでたくさんの人が気にかけてくれていることを知り、嬉しかっです。また、こんな時でしか家族みんなが揃うことがないので、昔の話や、たわいもない会話などできて、それもまた嬉しかったです。その時に家族には気恥ずかしくて面と向かって言えなかったことを、成人式もあったので、この場を借りてお話させてください。

 

 角谷家は父、母、姉、私、の4人家族です。父、母、姉ともに、いつもいろいろアドバイスをくれ、気にかけてくれます。しかし、どんな道でも、私がやる!と決めたことは何も言わずに全力で応援してくれ、支えてくれます。また、「真緒ならできる」「真緒のしたいようにしたらいいんや」といつも、信じてくれます。とても心強いです。今、好きなボートをとことんさせてもらえているのは、家族のおかげです。ありがとう。私の姉が姉ちゃんで、母がお母さんで、父がお父さんで本当に良かった。改めて、生んで育ててくれてありがとう。これからもまだまだお世話になります。よろしく。

 

 あまり言いすぎると新幹線の中で目頭が熱くなってきそうなので、これくらいにしときます。(笑)

 

 気にかけてくれてる人がたくさんいる以上、ボートをとことんさせてもらっている以上、ちゃんと恩を返したいです。結果で。なので今シーズン、絶対に勝ちたいです。やるしかない。負けたくない。しかし、今私のなかで、勝つために何をしなければいけないのか、何を考えているのかさえ、よくわかりません。けど、このわからないをわからないままにすることは逃げていることだと思います。その答えがが1個とは限らないし、もしかしたら明確な答えがないのかもしれません。しかし、とりあえず行動を起こさないことには何も始まりません。行動したことが間違っていたとしても、間違いだったということに気づくことができたというのは大きな成長です。そしたらまた違うやり方でやってみればいい。そうやって、たくさんある可能性を潰して前に進んでいきたいです。勝ちたい。口に出すことは誰にでもできます。正直今の私は、口先だけのやつになっていると思います。もがいて、もがいて、もがき続けて、全ての可能性を潰して、それでも強くなれなかったときに初めて、わからない!と降参したいです。それまでは逃げずにボートと向き合いたいです。昨日?今日?から3年生です。上級生というやつです。もう先輩におんぶに抱っこというわけにはいかないのです。自分だけではなく周りを見て、まずは考えて、考えたことを説明できるようになり、行動にすぐ移す。私にはどうも苦手なことのようですが、今一度上級生としての自覚を持って、少しずつでもやっていきたいと思います。とりあえず練習する前に弱音を吐かないようにすることからやっていこうかと思います...。(笑)これだけ言ってまだ口先だけになっているようであったら、そのときはみなさんに喝を入れていただきたいです...。(汗)

 

 明日から新歓が始まり、そろそろ春休みも終わり、学校も始まります。15日には日立明もあり、ハードになりそうですが、新しくボートを一緒に頑張る仲間と出会いたいですし、今年も日立明は優勝したいですし、全部フルパワーでいきます!!そして、日立明三大学レガッタ、ぜひみなさん戸田に足を運んで応援していただけたらな、と思います!よろしくお願いいたします!

 

 っとまあ、結局はボートのことでいつも頭がいっぱいみたいです。(笑)漠然として、まとまりのない、とても長い話にお付き合いいただき、ありがとうございました。失礼します。


春のなかで 新3年内山

2018-04-01 21:07:08 | 日記

春の陽射し暖かく、桜の花芽もほころび始めました。荒川の土手沿いもすっかり薄紅色に満ちて、お花見をする人もちらほらと見受けられます。 

水の上から見える景色も、芽吹く草葉の緑に対を成す桜が映えてとても綺麗ですよ。心地良い春の訪れを感じますね。 

 

さて、先日開催されたお花見レガッタですが、例年では珍しく天候に恵まれ、開花した桜の下で名前の通り「お花見」しながらのレースが行われました。 

 そしてこの大会、入部3年目にして大学初メダルを獲得することができました。 

 とは言っても、一発決勝の2クルーのみで行われたとてもとても小さいものなのであまり胸を張ることは出来ないのですが。 

 しかし、表彰式でメダルをかけてもらったとき、私の中では純粋に嬉しさが込み上げてきました。 

 全日本級でもないレースで喜んで、それが何だ?と言う人もいるかもしれません。けれども私にとっての初めてのメダルは、大きな大会と比べて価値はないかもしれませんが、とても重みのあるものでした。 

 

ボート競技というものは残酷だなといつも思います。 

 なぜなら結果が出なければ認めてもらえないから。 

 

どんなに頑張って練習を積み重ねても、頂点に立てるのは1人だけ。1クルーだけ。 

エルゴもタイムを出さないと勝負にならない。 

 

どれほど努力したとしても、最後に結果がついて来なかった時はいつも打ちのめされそうになります。 

 

あとどれだけ練習したらいいのか? 

なんでこんなにタイムが伸びないのか? 

自分のせいで艇を揺らしているかもしれない。 

まわりにどんどん抜かされていく焦り、不安。 

 

一日中ボートと向き合って、考えて、心が潰れてしまいそうになります。自分は本当にダメな奴だと下ばかり向く日が続いてしまいます。 

 でもそんな中で、やっと手にしたのがこのメダルでした。どんなに小さな大会であれ、レースに向けて練習して、それが目に見える結果になって返ってきたんです。

初めて自分のしてきたことを認められたような気がしました。 

 

もがいて、悩んで、苦しんで、その中で勝ったり、少しでもタイムが出たりした時には何ものにも代え難い喜びがあります。きっとボートをしている人たちは皆、自分の中の様々な葛藤と戦っていると思います。 

 

同期や先輩、後輩の姿を見てきました。早朝から夜までハードに練習して、時間を見つけて勉強や就活をしたり、みんなずっと戦っています。 

頑張っている誰かを見て、自分も前を向いていられるのです。

 努力は必ず報われる、なんていう努力の保証はされません。それでも必死に練習を続けるのはとてもつらい。 

 でも、自分のしていることを、もっと自信を持っていいと思います。うまくいかなくても、その頑張りは絶対誰かが見ています。今していることは間違いじゃない。きっと大丈夫です。 

勝つために前を向いている人は、本当にかっこいいと私は思います! 

 

何度も心が折れたかけたけれど、私が今ここにいるのは、一緒になってやってきた人達がいるからです。 

それがなかったら私は何も出来なかった。 

自分のためだけじゃなくて、支えてくれた全ての人たちのためにも私は結果を残したいのです。 

まずは日立明が目の前にあります。少しずつ、一歩ずつ前に向かって進んで行くのが今の私に出来ることです。 

 

ぜひ戸田に足を運んで、私たちのレースを観に来てくださると幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。