パン職人が仕事の流儀に…
成瀬さんはパン業界ではとても有名な方です。
すごく感動しました。NHKさんパン職人に陽をあててくれて本当に有難うございます。
そして食い入る様に見てしまいました。あっという間に時間がたち
涙が出そうになりました。
次の日は職人さんと
テレビついて、仕事をしながらづっと話していましたね
果たして、ぼくたちの店はあそこまでのクオリティーを出せるのか?
あそこまで突き詰められるのか
自分の技術は…
同年代で、あの店でがんばっている職人がいる
正直に言います。うちの職人は自分が情けなくなったと
僕も正直に言いますと自分が情けなくなり、そこまでの技術がない自分が嫌になりました。
果たして僕は、うちに来てくれている職人たちにそこまで教えられているだろうかなどなど
色んな事を思いましたが
自分は自分、自分のやり方で、ゆっくりでも自分が目標とする所にいけばいいと結論が出ました。いつもそうなんですけどね、いい店にいけばいくほど同じ結論にたどり着きます。
僕の考え方は、お客様と一緒に、お店が自分、職人が育っていってくれたらと思います。
(お客様が先です)
そして僕の職人に対する目標は、技術を身につけつつ、最低限の人間らしい生活を送らせてあげれたらと思います
ものって突き詰めれば突き詰めるほど、何かを削らなければなりません
友人であったり、恋人でったり、家族、趣味の時間、睡眠
そんな犠牲の中で、人を感動させるものが、できてくるのだと思いますが
僕はすべてを捨てたくないです。
最低限人間らしい、生活を僕もおくりたいし、ぼくが、おくるには職人さんにもおくってもらわなければなりません。
かといってうちが、突き詰めてないと言う事じゃないんですよ(笑)
あきらめなければいけないものは、あきらめなければいけないとも思います
少しも、あきらめたくない人は職人として論外だと思いますしね。
今だって僕自身朝の2時か3時~夜の7時ぐらいまで働いていますし
職人さんは長くて12時間、早くて10時間ぐらいです。
ただうちのスタンスはパンを突き詰めていくと同時に
どうしたら、パン屋はパン職人は、人並みの生活を送れるのかってことです。
それを、一緒に考えていきましょっていう事です。
だからそのことを考えづにただ、仕事をこなして疲れただけで、満足感を得る
職人さんはキライです。
言われたこと、一生懸命やりました、素晴らしですし有難いですが
でも、自分たちパン屋やパン職人が生きる道を、幸せになる道を、考えてくれる職人になってほしいです。
ついつい熱いテレビを見たので熱く語ってしまいましたが
要は、うちもうちなりに地方でがんばってますよってことです(笑)
でも本当に、パン屋の仕事に陽を当ててくれてありがとうございます。
僕らの業界、華やかじゃないので、なかなか仕事にスポットを当ててもらえないので
今度は、情熱大陸でも見てみたいですね~