ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

三つ子の魂

2011-06-06 21:57:26 | Weblog
「三つ子の魂百までも」は、母が好きだったことわざの一つだ。
最初わたしは「三つ子」を、三歳と思わず、三つ子ちゃんだと思ったので、
一人っ子のわたしには関係ないと思っていたのだが、
あるとき本当の意味を知った。

よく母が言っていた。
「小さいからかわいい、知らなくて当然、わからなくて当然と、
甘やかす親がいるけれど、その子の人生のスタートからちゃんと躾けなければ、
少し大きくなって急に厳しくしても、子どもはワケがわからず反抗するだけ」

この年齢になると、むかしからの友人に会ったときに、思わず、
「変わらないね~」と言いたくなることがある。
たまに、思春期にがらっと変わる人もいるけれど、
それは、クラスに1人といった割合だろう。

ここのところ、なつかしい人と何人か連絡をとり、
いろいろな人の話を聞いて、「変わらないな~」と、なんとなくホッとしている。
いやいや、人間そんなに簡単に変わってしまったら面白くない。
サガというかゴウというか、何かを背負って、染み付いているものが面白い。

ただ、なかには、距離をおいて眺めたい人もいる。
でもそういう人に限って、なんとなく口調や仕草を真似してしまったりする。

さて、そろそろ上海に行く用意をしなければ。
今度は会社の最終面接と、住むところの下見。
こんな私のことも、きっと周囲の人は「変わらない」と言っているのだろう。

うちのプチトマト。花が咲いた。



収穫まで日本にいられるのだろうか。