ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

世間は狭い

2012-07-12 21:56:57 | Weblog
今日は朝から松江というところにある工場に行って来た。
日本の地名のようだけど、上海の地名。

その工場は、私が新卒で入った会社が上海につくったもので・・・、
私がいたころには、まだなかったけれど、
私よりも一回り以上若い担当の女性と、ひとしきり会社の話などをして盛り上がった。
世間は狭い。

夕方、仕事が終わってから、家の本契約に行き、
サインしてお金を払い、7月30日から住んでもいいことになった。

月曜日からずっと、朝から晩まで探しまわってくれた友人に感謝だ。
まだ上海に来て間もなく、土地勘もあまりないのに、
本当に一生懸命に探してくれた。
桂林出身のお嬢さんで、とても真面目でかわいらしい。

彼女とは、この2日間いろいろな話をした。
以前、日系の会社に勤めていたこともあるそうで、これまでに会った日本人は、
み~んないい人だった!ということ。

なので、「それはラッキーだね。
変なオヤジもいるから、気をつけたほうがいいよ」と言っておいた。

すると、彼女は少し考えてから、
「うん、でもやっぱり日本人はいい人が多いよ。
それによく考えるよね。中国人みたいに即断しない。
でも、そうやって周到に考えるから、日本の製品はどれも使いやすくて
素敵なんだって、わかったよ」と言ってくれた。

だから、「日本人の緻密に考えるところと、
中国人の大胆でスピーディなところが一緒になったら、本当にすごいよね」と言ったら、
「そうだね。これからますますそうなるね!」と。

外国に出たことがないような彼女がこんなことを言う。
日本の20代前半の人たちはどうなんだろうなあ。

一番面白かったのは、ペットショップの前を通ったときの会話。
彼女は犬が大好きなのだと言う。
「むかし実家で飼ってた犬がすごく賢くて、どんなに遠いところからでも、
うちに帰ってくるような犬で、それに人の気持ちがすごくよくわかったんだよ。
あの子が8歳のとき、急に病気で死んじゃって、すごく悲しくて、ずっと泣いたの。

でね、お庭に埋めようって言ったのに、おじいちゃんが食べよう、って言うから、
ダメ、絶対にダメ、埋めよう!って言ったんだ」

私「で、どうなったの?」

「食べられちゃった。それからおじいちゃんと口をきかなかったのよ」

う~ん、オチが日本とはかなり違う・・・。
ま、でも気持ちはわかる。

そして、来年の春、桂林が一番美しい季節に、
一緒に実家に行こうと誘ってくれた。

そんな楽しい時間を過ごし、家の近くにある日系のスーパーに寄ったら、
入り口に、朝からお世話になった前の会社の担当の女性がいた。
「あ~、このへんに住んでるんだ~!」とビックリ。
世間、狭過ぎる。

部屋探し

2012-07-12 01:01:44 | Weblog
不動産屋さんの友人が頑張って部屋を探してくれた。
でも、今日、見に行く予定だったお部屋は、
今日の昼過ぎには他の人にとられてしまった。

それでも友人がねばってくれて、夜、一軒見に行ったのだけれど、
そこもすぐに他の人にとられてしまった。

3階の角部屋で、窓が大きいのが素敵だった。
ただ、シャワーの向こうにトイレがあるようなつくりだったので、
シャワー使用後は、床が滑って転びそうだったから悩んだわけなので、
あまり惜しくはないけど、それにしても中国人は速い。

中国人は、部屋を見て即決で手付金を払って行くから、
悩んでいるうちに負ける。

で、少々高くても、
セキュリティがしっかりしてて、
水回りが使いやすそうなところにするべきなんだろうなあ、と思ったので、
昨日「高いからパス」と言った3500元のお部屋を観に行くことにした。

6階まではホテルで、無理矢理、7階を増築して、借家にした感じ。
ということで、6階まではエレベーターで、1階分は階段をあがる。
お部屋はロフトっぽくて、天井が斜め。そのため、窓が小さい。

そのせいか、廊下のすみに洗濯物を干している人が結構いるみたいだった。
まるで、留学生寮みたいな雰囲気。

93年当時の北京大学に例えると、6号楼の個室側。
私がいま住んでいるところは、
勺園の大楼で、2人部屋を無理に1人で住んでるみたいな部屋だから、
2号楼から6号楼個室側への昇進と言える。

まあ、2年目だし、ちゃんと働いているから、
そのぐらいは自分にゆるすようにしよう。
って、3500元だし、上海の虹橋開発区では安いほうだ。

料理は、ガスコンロじゃなくて、IHのような電気を使うものなので、
あまり自炊には適してないけど、そもそも上海に来てからは、
ほとんど料理らしい料理をしていないので、それでもいいと思う。

今日、手付金を払ったので、明日、本契約。

今の家、昨日大家さんから電話がかかってきてからは、
25日よりも前に出てやろうと思っていたけれど、
その部屋に引っ越せるのが30日ということだったので、
これはもうしょうがない。

上海人の大家さんが、強引だったせいだということで、
このくらいは、ゆるしてもらおう。
これもめぐりあわせだから。