ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

中国人との仕事の進め方

2012-07-15 23:44:50 | Weblog
今日は、比較的すずしかった。
昨晩遅くから、大雨が降り、窓の外のトタン屋根がハデに雨粒を弾いたので眠れず、
なんとなく熟睡できなくて、疲れがとれない。

この週末につくづく思ったのは、
中国の人と何かを一緒に作るときには、最初2時間くらい、
横に座って、みっちり指示を出す必要があるということ。

日本の場合は、サンプルを見せながら「ここがポイントだから、あとはなりゆきで」と話せば、
だいたい思ったとおりのものが出てくる。

でも、中国人の場合は違う。

何かをやってもらうとき、たとえサンプルを見せて説明しても、違うことをはじめるので、
というか、自分が気になったところ・気に入ったところしかやろうとしないので、
「いやいや、そうじゃなくて、ここがポイント、ね? わかった?」と、
嫌われること覚悟で、ひたすら言い続けて、
ようやく、一緒に仕事をする基本ができてくる。

だから、中国人の「できる」という言葉は「技術力がある」という意味だけなのであって、
「その仕事ができる」という意味ではないということを肝に銘じなければならない。
そうしないと、実際に提出されたものを見て、
「できるって言ったのに、できてないじゃん!」というオチになる。

実際に作業しているところの横にすわって、あれこれ指示を出す時間は、
「資料まで渡して、説明してるのに!」と、
日本人にとってはロスに感じられるのだけれど、
でも中国人と仕事をするのなら、この時間をケチってはいけない。

私が見ている横でも勝手なことをしはじめる人に対して、根気よく、
「これが先に必要なの。これをやらないと進めないでしょ」と説明するのは、
本当にバカらしいと思うけれど、やらなければならない。

マニュアル化されすぎな日本の仕事もどうかと思うけれど、
人の話をまったく聞かない中国の仕事の仕方も、やっぱりどうかと思う。

で、そんな話をしながら、今日友人と食べた夕食。



このカロリーの高さ、ハンパではない。