久しぶりの読書。『告白』(湊かなえ著、双葉社刊)
感想は「よく書けてるなあ」の一言。
上から目線で言っているのではなくて、
構成がすごく練られてて、文章も計算されていて、
「この集中力、すごいなあ。文章構成、うまいなあ」という尊敬からくる言葉。
友人からいただいた本なんだけど、かなり楽しめた。
ということで、一気に読了。
やはり日本語の本というのは、ペースがあがっていい。
中国語の文章を日本語レベルに読めるようになることはない、と、
母語の威力を再認識した。
「のれる」って素晴らしい。
中国語だと、意味はわかるのだけど、ペースが上がってきたな、と思うタイミングで、
わからない単語や、細かいニュアンスがわからなくて立ち止まる。
そして、結局ペースがあがらない。
そんな不完全燃焼がない日本語の文章は、やはり素晴らしい。
さて、日本人は仲間はずれになることを極端にいやがるけど、
その割には、小さなコミュニティの中でちょっといいポジションにいたがる。
そして、周囲も同じ価値観だと信じているから、
自分がいいと思ったことは、世界の真理だと思っているところがある。
勘違いのおせっかいも多い。
だから、中国人にも日本式を押し付けたりするわけだけど、
その正義感は、端から見るとかなり滑稽だったりする。
ただ、日本国内にいると、その滑稽さがシャレにならなくなる。
私が「息が詰まる」と思う日本が、この作品のなかにはあった。
感想は「よく書けてるなあ」の一言。
上から目線で言っているのではなくて、
構成がすごく練られてて、文章も計算されていて、
「この集中力、すごいなあ。文章構成、うまいなあ」という尊敬からくる言葉。
友人からいただいた本なんだけど、かなり楽しめた。
ということで、一気に読了。
やはり日本語の本というのは、ペースがあがっていい。
中国語の文章を日本語レベルに読めるようになることはない、と、
母語の威力を再認識した。
「のれる」って素晴らしい。
中国語だと、意味はわかるのだけど、ペースが上がってきたな、と思うタイミングで、
わからない単語や、細かいニュアンスがわからなくて立ち止まる。
そして、結局ペースがあがらない。
そんな不完全燃焼がない日本語の文章は、やはり素晴らしい。
さて、日本人は仲間はずれになることを極端にいやがるけど、
その割には、小さなコミュニティの中でちょっといいポジションにいたがる。
そして、周囲も同じ価値観だと信じているから、
自分がいいと思ったことは、世界の真理だと思っているところがある。
勘違いのおせっかいも多い。
だから、中国人にも日本式を押し付けたりするわけだけど、
その正義感は、端から見るとかなり滑稽だったりする。
ただ、日本国内にいると、その滑稽さがシャレにならなくなる。
私が「息が詰まる」と思う日本が、この作品のなかにはあった。