ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

仕事の本

2012-07-20 21:54:29 | Weblog
最近は、ゆっくり読書をする時間がとれず・・・、少しイライラ気味。
あともうちょっと、プライベートの時間も忙しそうだ。

で、仕事で必要だったから読んだ本。『トコトンやさしい金型の本』

確かにわかりやすかったのだが、金型はやっぱり、文字で読んでもわからない。
図解を入れてくれても、やっぱりわからない。
そして、実際に回っている機械の横に立っていても、
基本は機械の中という密室で作業されるものなので、やっぱりよくわからない。

あれがこう動いて、ああ動いて、うーん、機能的で効率的。
美しい!

という気持ちになることは、たぶん私にはないだろう。
そもそもそういう数学的な感性が、私にはまるでないから。

別に数式を解かされているわけではないけれど、
数学をやっているときと同じような気分になったということは、
発想の根本が同じところにあるんだろう。

私には解くセンスがないけれど、考えることは決してきらいじゃない。
この「解けないけれど考えるのは好き」という気持ちを、
学校の教育ではもっと大切にしたらいいんだよなあ。

それにしてもこの本、いったい誰が読むんだろう。
ああ、私みたいな門外漢が、たまに必要にせまられて、
とりあえずとっつきやすそうだから、という理由で読むのか。