ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

スピーチの準備

2012-11-09 00:48:38 | Weblog
マクドナルドに入ってコーヒーを頼んだら、9.5元もした。
約120円ということは、日本より高いんじゃないか。
蘭州ラーメンで、ラーメン1杯が10元だから、
中国では、高いぞ、高すぎる。驚いた。

さて、月曜日、会社の朝礼でスピーチ当番なので、
どんなふうに話そうかと考えている。
みんなで持ち回りで3分間くらいのスピーチをするのだけど、
中国人は日本語で、日本人は中国語で話す。
ほとんどの人は、いまやっている仕事の紹介をする。

中国人のスピーチの場合は、必ず、
「○○さんのお力添えで、いま自分の仕事ができています」と、
同僚や上司に対するお礼の言葉をはさむ。
ある意味で定型だから、面白くないとも言えるけれど、
面子を大事にする国民性なんだなあ、と改めて感じたりする。

私のスピーチは、社長曰く「幼稚園の園長先生のお話」なんだそうだ。
話している私の雰囲気と、それを聞いている中国人の顔が、
なんとなく、幼稚園を思い出させるとか。

私も仕事の話を少しはするけれど、ほとんどが個人的な趣味や興味について話す。
中国語で、みんなの顔を見ながら、自分の言いたいことを言うあたりが、
中国人からすると新鮮なんだろう、ということなんだけど、
そう言われてみると、中国人は即興スピーチをあまりせず、
公の場所では、準備したものを読み上げる人が多い。

月曜日のスピーチのテーマは、もう決まった。
絶対、中国人は話さないテーマ、いや話せないと言うか、
引出しとして持っていないテーマにしてみようと思う。
自分たちが知らないことを、自分たちの言語で外国人から語られる。
それは、すごく面白い体験だと思う。

私は、残念ながらそんな経験をしたことがない。
外国人が日本語で、私の知らないことを何だか楽しそうに話している。
これが英語や中国語という外国語であれば、なんら違和感はないだろう。
そもそも、何を話しているか聞き取れないだろうし。
でも、日本語でだったら。

私がそんな経験をするのは、本を読む時だけだろう。

中国人のみんなが、
ファンタジーを読むような気持ちで聞いてくれたらいいな、と思う。