ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ゆるい上海の1日

2012-11-22 23:47:22 | Weblog
なぬ。日本は三連休だと。
日本は休日が多くて、うらやましいなあ。

今日、中国人の友人と、中国のツイッター「微博」の話をした。
というのも、私が見ている範囲の微博のつぶやきは、
みんな「発言」として、しっかりしてて、
日本みたいに「帰り道さみ~」とか、「うわ~データ消えた~!!!」なんていう
本当に独り言っぽい内容は、あまりないからだ。

すると友人曰く、
中国の微博は、食べ物の話題が圧倒的に多いです。
写真つきでどこで何を食べた、というような。
中国人にとって一番関心があるのは、やはり食べ物ですから、と。

「こんにちは」と同じような意味で「ご飯食べた?」と聞く民族だけど、
「食べたよ」と答えると「何食べた?」と聞かれる。
そしてご飯ネタは何往復もし、結構続く。
トイレの個室に入っても、用を足し始めても、まだ続く。
中国人は、この話題が大好きだ。確かに。
まあ、その前に、個室に入ってからも話しかけてくるのはやめてくれ、と思うが。

そんなゆるい感じで午後に突入。
運転免許の筆記試験のために今日休んだ中国人の同僚からはこんなメール。
「試験のパソコンが壊れたので、明日の朝5時に来いって言われた!」と。

朝5時ねえ。たいへんだなあ。
受けるほうも、監督するほうも。
まあきっと試験官が遅れて、6時ごろのスタートになるんだろうな。

さて、いろいろと中国らしい1日だったから、
少し読書して、心を落ち着けて寝よう。

マニア話

2012-11-22 00:13:25 | Weblog
今日は、昼間に会った人とも、夜に会った人とも
三国志談義で盛り上がってしまった。

三国志演義に詳しいのは、中国人よりも日本人のほうで、
中国人と話そうとしても、あまり盛り上がらない。
これは、日本には三国志に関する魅力的な小説や漫画があることのほか、
あと私たちの世代だとゲームの影響が大きいと思う。

中国はその点、文革の時代に止まったとも言える。
最近ようやく、歴史に関していろいろな解釈が試みられるようになったばかりだ。

ということで、日本人の三国志マニアが語り始めると、
中国人はいっさいついてこられない。
これがまた、面白い。

私はそんなに中国史マニアじゃないけれど、
いちおう大学で勉強したし、それなりに本も読んだので、
まあ、なんとなくマニアの会話について行けるくらいだと思う。
今日は、三国志の話からの展開で「かくきょへい」と言われ、
漢字は思い出せなかったけれど、
どんな人かは、なんとなくぼんやりとイメージできる。

ちなみに、パソコンで漢字変換したら、各挙兵となったんだけど、
正しくは「霍去病」。
前漢の時代に匈奴と戦った人(だったと思う)。

なぜか締めの話題は、ニーチェの『ツァラトゥストラはかく語りき』 だった。
哲学科卒の人だったから。

ハイデガーやフーコー、あとデリダの話もちょっとして、
「いや~、変わってるね~」と言われたんだけど、
その言葉はそのままお返ししたいと思う。
上海の安い日本料理屋の座敷で、延々何時間もそんな話をするなんて。

ただ、よくよく考えると、
私にとってはよくあるシチュエーションなので、
やっぱり類は友を呼ぶんだなあ、と思う。

最後に三国志に戻るけど、定軍山には、いま何もないらしい。